韓経:【社説】中国は世界が「THAAD報復」を眺めていることを知るべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.09 13:54
「北京の貿易と安保政策の危険な混合」。中国が韓半島(朝鮮半島)THAAD(高高度ミサイル防衛体系)配備決定を理由に韓国企業に圧力を加える姿を批判した英フィナンシャルタイムズ(FT)の社説の見出しだ。同紙はこの社説で「中国外務省高官が韓国企業を公式訪問した席で、韓国政府がTHAAD配備を強行すれば中国で事業をするのが難しくなるだろうと脅迫した」とし「このような脅迫は中国経済はもちろん東アジア地域の安定を害することになる」と批判した。最近中国は官営メディアまで総動員して韓国を脅迫しているが、世界のメディアはむしろ中国の危険な態度に警告している。
同紙はTHAAD配備問題は韓国企業とは全く関係がないとし、中国が企業を脅迫して韓国政府に圧力を加える手法は通用しにくいだろうと批判もした。それよりも北朝鮮が核で脅威を与えるのを防ぎ、韓国がTHAADに魅力を感じないようにするのがよいと主張した。中国が傾聴するべきことはほかにもある。同紙は「中国は通商と外交戦略を混ぜて特定国に圧力を加えれば、中国と貿易をするすべての国は非常に困惑する」とし「結局は中国経済が最も大きな打撃を受けることになるだろう」と警告した。