多様なインセンティブ、東レの5兆ウォン韓国投資を引き出した
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.20 09:04
東レグループの子会社である東レ尖端素材が19日に慶尚北道亀尾(キョンサンブクド・クミ)の国家第5産業団地で亀尾第4工場建設に向け起工式を行った。これは東レ尖端素材が韓国に作る5番目の工場だ。2021年に完工すれば亀尾ハイテクバレーに変身する第5産業団地の入居企業第1号となる。
東レの工場設立は韓国企業が海外に工場を移し韓国国内の産業空洞化に対する懸念が大きくなっている中でのことで意味がある。韓国政府は2013年から海外にある韓国企業の国内復帰を誘導する法律(海外進出企業の国内復帰に関する法律)を用意したが、成果はわずかだ。東レは亀尾第4工場に外国人直接投資資金(FDI)1416億ウォン(約130億円)を含めて合計4250億ウォンを投資する。中長期的に2030年まで5兆ウォンが投資される予定だ。韓国企業さえ離れていくのになぜ東レは人件費が安い東南アジアや市場が大きい中国ではなく亀尾を選んだのだろうか。