【コラム】オバマ大統領をなだめてプーチン大統領を引き込んだ安倍首相の度胸(1)

【コラム】オバマ大統領をなだめてプーチン大統領を引き込んだ安倍首相の度胸(1)

2016年10月12日13時27分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  姓を抜いて名前だけを呼べば親しい関係に入ったという信号だ。先月初めにロシアのウラジオストクで開催された東方経済フォーラムで、安倍晋三首相とウラジーミル・プーチン露大統領がお互いそのように呼び合った。会議の途中、安倍首相は突然、プーチン大統領を「ウラジーミル」と呼び、プーチン大統領は「晋三」と返した。2人は首脳会談だけですでに14回も行っている。日本がウクライナ事態後に対ロシア制裁に加わりながらも親しくなったのは偶然のことではない。

  日本は20世紀初め、世界最強のロシアバルチック艦隊を撃破し、大韓帝国を併呑した。ソ連は第2次世界大戦の終盤に米国が広島に原子爆弾を投下すると、日ソ中立条約を破って参戦し、日本に復讐した。旧怨がある両強大国がこのように親しい関係になるとは誰が予想しただろうか。孤立無援を脱しようとするプーチン大統領、平和条約を結んで北方領土交渉を終え、改憲をやり遂げようとする安倍首相の利害関係が一致した結果だ。

  ロシアは最近、シベリア横断鉄道を北海道まで連結しようと日本に提案した。ハバロフスクとサハリンの間のタタール海峡(間宮海峡)7キロ区間とサハリンと北海道の間のラペルーズ海峡(宗谷海峡)42キロを橋またはトンネルでつなごうということだ。実現すれば島国の人が大陸の雪景に酔い、モスクワを経て欧州に行く破天荒の喜びを享受するだろう。安倍首相はすでに今年5月、ソチでプーチン大統領に会い、事業費1兆円以上の8項目の経済協力案を提示し、これを担当する閣僚まで置くほどであるため、提案は真摯に検討されるだろう。

  プーチン大統領を相手にした日本のラブコールも執拗だ。日露関係改善のきっかけを作ったのは森喜朗元首相だった。森氏は2000年に首相になった後、最初の訪問地にロシアを選択し、シベリアにある父の墓地を参拝した。徹底的に計算された行動であり、当然プーチン大統領が同行した。森首相の父は第2次世界大戦に参戦して捕虜になったが、日本に戻って日ソ友好協会を結成し、遺骨の半分をロシアに埋めてほしいという遺言を残したという。

  プーチン大統領は東方経済フォーラムでこうしたストーリーを紹介した後、「我々の過去が未来に進むことを妨げてはいけない」と強調した。安倍首相の意中を伝達する窓口でもある森氏はプーチン大統領とお互い「ヨシ」「ワロージャ」という愛称で呼び合う関係だ。安倍首相とプーチン大統領は11月にペルーで会った後、12月15日には安倍首相の政治的故郷である山口県の旅館で16回目の首脳会談をし、平和条約に向けて勝負に出るだろう。

【コラム】オバマ大統領をなだめてプーチン大統領を引き込んだ安倍首相の度胸(2)
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