中国、北朝鮮に核物資輸出した馬暁紅代表を逮捕
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.22 10:24
北朝鮮に核物資を販売するなど中朝交易の核心窓口である遼寧鴻祥集団の馬暁紅代表(44)が中国公安に逮捕されて重大経済犯罪容疑で取り調べを受けている。中国外交部の陸康報道官は20日、「該当企業は現法により経済犯罪などの違法行為に対して調査処理を行っている」と明らかにした。これに先立ち、米司法省所属の検事が北朝鮮が5回目の核実験(9日)を断行する前の先月、北京を2度訪問し、中国当局者に馬代表の犯罪行為を知らせたとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が19日、報じた。米司法省は早ければ今週にも北朝鮮に財政支援を提供した容疑で鴻祥集団に対する司法措置方針を発表する予定だ。
中国政府は、最近、馬代表とその親族が保有している資産の一部を凍結した。18日には不正選挙容疑により馬代表の遼寧省人民代表(国会議員格)資格を剥奪した。峨山(アサン)政策研究院と米国安保シンクタンクである国防問題研究センター(C4ADS)は、19日に発表した報告書で、鴻祥集団がアルミニウムやタングステンなど北朝鮮の核とミサイル開発に転用可能な材料を取り引きしていたと指摘した。<中央日報9月20日付『北の企業など562カ所が制裁を巧妙に回避…中国「遼寧鴻祥」と大規模取引』記事>