韓経:【コラム】幽霊のように飛び交う亡国論=韓国(1)

韓経:【コラム】幽霊のように飛び交う亡国論=韓国(1)

2016年09月13日14時19分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
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  「ヨーロッパに幽霊が徘徊している。共産主義という幽霊が」。

  マルクスとエンゲルスの「共産党宣言」の最初の一節がしばしば頭に浮び上がる。「共産主義」という単語がしきりに「亡国論」に置き換えられたりする。「幽霊が韓半島(朝鮮半島)を徘徊している。亡国論という幽霊が」。この恐ろしい幽霊の正体は何だろうか。

  古今東西すべての文明と国家が興亡盛衰を繰り返しては消えていった。誰もが永続を祈って努力してきたが、永続することができなかった。国家よりも支配と経営と管理が効率的だという企業さえも永続できないのが現実だった。

  約40年前、日本の有力月刊誌『文芸春秋』で「日本の自殺」という題名の文が掲載されたことがある。古今東西を問わずすべての国家が外敵によるものではなく内部的な問題で自ら崩壊したという主張だった。その過程であらわれる崩壊の共通分母は利己主義とポピュリズムの蔓延だった。かつて500年以上にわたりヘレニズム文明の花を咲かせた初期ローマ帝国の崩壊もまた例外ではなかった。内部で培養された亡国のウイルスが結局は国家をむしばんで滅びるようにしたのだ。

  今日の韓国は対外・対内的な環境が旧韓末(朝鮮時代末期から大韓帝国時代)に大韓帝国が滅びる時と似ていると話す知識人が多い。なぜそうなのか。今、韓国はあらゆる部門で社会の基本が瓦解していきつつある。いつになくリーダーシップが切実な時期に政治指導者は詭弁を並べるだけで国家が進む方向は提示できないまま、さまよっている。国家の中長期ビジョンも新しい成長動力も霧の中だ。彼らの頭の中には国家はなく、党と自身のための利己主義とポピュリズムだけがあるようだ。国民が1つになって危機を克服しなければならない時期に国論は一層分裂してばかりいる。最近では国民と国家の安危と存立が直結した国防安保ですら互いに分裂して争っていると「天人共怒」することだ。もし実際に危機が迫るなら、どうなるのだろうか。

韓経:【コラム】幽霊のように飛び交う亡国論=韓国(2)
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