高賃金・ストライキを避け海外進出…韓国車の部品社売り上げ約5000億円蒸発(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.05 11:23
危険警報が鳴り響く業種が次から次へ登場しているのも産業空洞化と無関係ではない。先月7日、金融監督院が発表したことしの大企業信用危険定期評価で電子業種5社が2年連続でリストに載った。これら5社はすべてグローバル電子メーカーに納品する大型1次協力企業だ。世界最高を自負する電子産業の「内憂」は驚くことではないというのが専門家の指摘だ。
産業研究院のイ・ハング先任研究委員は「サムスン電子が超一流企業だからといって電子産業全体が競争力を備えていると思ったら大きな間違い」と話した。
大企業は国内とグローバル生産基地の間の役割分担を通じて柔軟に対処しているが協力企業は事情が違う。政府が産業空洞化対策の焦点をしっかりと合わせられずにいるという指摘が出るのはこうした理由がある。2000年代初めに中国に主に進出した韓国の大企業は最近ベトナムに拠点を次々と移動させている。中国の人件費が高くなり各種規制が足を引っ張るようになってきたためだ。