<インタビュー>慰安婦映画『鬼郷』、21日東京で初上映…「正式公開は不発」

<インタビュー>慰安婦映画『鬼郷』、21日東京で初上映…「正式公開は不発」

2016年07月19日16時54分
[ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版]
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チョ・ジョンレ監督
  終わっていない話、終わっていない事件だ。だからこそ止めることはできない。

  映画『鬼郷』(チョ・ジョンレ監督)が7月21日、東京を皮切りに全国ツアー上映会を始める。チョ・ジョンレ監督は20日、単独で日本に渡り9月まで13都市を直接回る予定だ。企画製作から公開まで何と14年を要した作品。チョ・ジョンレ監督は「『鬼郷』は生涯の宿題であり課題だ。これから再びスタートだ」と熱意を燃やした。

  2月24日に公開した『鬼郷』は1943年わけも分からぬまま日本軍の手で連れていかれて家族のもとを離れた14歳のジョンミン(カン・ハナ扮)と少女の胸が痛む経過を描いた映画だ。日本軍の慰安婦被害者である姜日出(カン・イルチュル)さんの実話をもとに作られた。

  公開後、累積観客数358万6535人を突破して興行に大成功した『鬼郷』チームは、映画化を許諾した慰安婦女性らと国民からの声援に報いる道は世界中に『鬼郷』のストーリーを伝えることだと判断し、海外での公開を持続的に推進してきた。

  その結果、『鬼郷』は在日同胞が中心となった日本人権団体の助けを受けて日本国内13都市で「共同体上映」方式での上映会を進めている。日本の配給会社を通じて正式な公開を推進していたが、これはついに失敗に終わってしまったという。

  これに関してチョ・ジョンレ監督は日本への出国を前に韓国日刊スポーツに『鬼郷』興行の後日談や海外上映会、10億ウォン寄付、そして今後の計画などいまだ終わらぬ『鬼郷』の話を打ち明けた。

  --国内での公開と当時に進められた日本試写会と今回の全国ツアー上映会はその意味が格別なようだ。

  「21日に東京で最初のテープを切る。今しがた日本側とも電話していた。日程がほとんど決まって一息ついたが現地に行けばまた状況がどのように変わるかも分からないので最後まで緊張を緩めることはできない」

  --共同体上映とはどんなやり式で進行されるのか。

  「映画を上映できる空間ならばどこでも関係ないという気持ちだった。現在までに決定された場所を見ると、映画館もあり文化センターのような所もある。米国に行った時も感じたことだが、米国や日本は文化センターだと言っても劇場並みに施設がよくそろっている」

  --映画は国内版と全く同じなのか。

  「映像は同じだ。だが日本で上映をするにはどうしても日本語の字幕が必要だ。在日同胞の方々でも『鬼郷』のセリフがほとんどのなまりだと理解するためには困難が伴うかもしれない。日本語の字幕本と劇場用としても差し支えないほどのファイルになったブルーレイを持って1人でとりあえず行ってみるつもりだ。合間で少しの間、韓国に戻ってくるにしても9月まではずっと日本に滞在しなければならないようだ」

  --困難な海外上映を推進することになった特別な理由があるか。

  「最も大きい理由は、映画を観たがっている方々が依然として多いということだ。在日同胞だけでなく日本にいる方々も『こちらに来て上映してくれないか』という要請を絶えず受けた。『鬼郷』を製作した目標もできるだけ多くの方々に映画を観てもらって、この話を伝えるべきだということだった。現地の方たちの助けが本当に大きかった」

  --助けてくれた日本の人権団体はどんな所なのか。

  「在日同胞の方が中心になったところだ。ご存じのように100%専門外の演技者たちだったが『鬼郷』に直接出演もして後援もしてくれた在日同胞の人もいる。その方たちは映画に出演するだけでも危険だったかもしれない。ところが今回はその人たちが立ち上がって日本での上映会を推進して下さった。命を差し出してしてくださったのだ。それにもかかわらず『伝えなければならない』という使命感が誰よりも強い。在日同胞の人たちがいなかったら多分『鬼郷』という映画そのものの製作が不可能だったかも知れない。その方々の隠れた苦労に必ず感謝の言葉を伝えたい」

  --俳優たちも上映会に参加するか。

  「在日同胞であるハナちゃんは現在、大阪に住んでいる。大阪・名古屋・京都など距離が遠くない都市で上映会をする時は参加するようだ」
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