【現場から】構造調整前に考えよ、H・O・P・E=韓国(1)

【現場から】構造調整前に考えよ、H・O・P・E=韓国(1)

2016年05月25日11時42分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  中国の液晶パネル(LCD)メーカーの京東方(BOE)はこのところ業界で最も注目されている会社だ。安い価格に比べ立派な品質のおかげで1~3月期にシェア17.3%(1100万台)でいつのまにか世界2位に上がった。2~3年前には4~5位にとどまっていた会社がいまではサムスンディスプレーより多くの製品を供給する会社に成長した。1位のLGディスプレーの1260万台との格差も大きくない。

  急速に成長しているBOEの液晶パネル事業の母胎は事実韓国だ。BOEは過去にテレビ用真空管とPC用一般モニターを生産する大きくない会社だった。しかし2002年にハイニックスのTFT液晶パネル子会社ハイディスを買収し跳躍に成功した。当時ハイニックスは半導体技術に近い液晶パネルを次世代事業として育てた。しかし過剰投資により年間2000億ウォン(約185億円)の金融費用に耐えられなくなり、通信や液晶パネルなど非主力事業をすべて売却した。

  結果的にBOEはハイディスが保有するTFT液晶パネルの生産設備と4331件の技術をすべて確保し、法人は2006年に不渡り処理した。売却当時に技術流出の恐れがあるという指摘があったが、大量失職を懸念した韓国政府と債権団の金融安定論理で阻まれた。BOEはいまでは韓国企業の息の根を握る位置に成長した。

  双竜(サンヨン)自動車も似ている。韓国の代表的レジャー用車両(RV)、スポーツ多目的車(SUV)メーカーの双竜自動車は経営難に陥り2004年に上海自動車グループに売却された。2011年にインドのマヒンドラグループに売却されるまで双竜自動車のノウハウを受け入れた上海自動車は長城自動車・長安自動車とともに中国のRV・SUV分野の強者となった。中国のRV・SUV市場は急成長しているが、現代自動車は上海自動車などの善戦により苦戦中だ。

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