北朝鮮で党大会が開かれた日、中国「国際社会の声に耳を傾けるべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.07 10:52
中国政府は6日、36年ぶりに労働党大会を開催した北朝鮮に対して「国際社会の声に耳を傾けるべき」という内容の立場を明らかにした。
中国外務省の洪磊報道官はこの日の定例記者会見で、「中国は代表団を北朝鮮に派遣したのか」という質問に対し、「北朝鮮は現在、国家の発展で一つの重要な段階にある」とし「我々は北朝鮮が十分に国家の発展と人民の幸せを実現することを希望する」と述べた。続いて「我々も北朝鮮が国際社会の声に耳を傾け、ともに東アジアの平和・安定を実現することを希望する」と話した。洪磊報道官は国際社会の声がどういう内容かは具体的に明らかにしなかった。しかし今まで中国政府が繰り返し明らかにした立場からみると、核開発では決して「国の発展」と「人民の幸せ」を実現できないという「忠告」の意味も込められていると解釈される。
一方、中国は北朝鮮の党大会に政府や共産党レベルの使節団や代表団を派遣しなかったと、北京の外交消息筋はこの日明らかにした。この消息筋は「中国政府・党関係者らの話によると、中国は今回の党大会に誰も派遣しなかった」とし「北朝鮮側が招待もしなかったと把握している」と話した。続いて「北朝鮮側が李進軍駐朝中国大使を含む平壌(ピョンヤン)駐在外交団を党大会の外賓として招待したかどうかは確認できなかった」と語った。