【取材日記】逆に進む韓国の外国企業投資誘致
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.06 07:50
「今年は金塔産業勲章を受ける外国企業がないようで心配だ」。最近会ったキム・ジンチョル韓国外国企業協会長が語った悩みだ。産業通商資源部は毎年10-11月中に開催される「外国企業の日」行事で、韓国経済に寄与した外国企業の代表に産業勲章などを授与する。書類作業が多いため韓国外国企業協会が5月から対象になる企業を選んで推薦する。ところが今年は金塔産業勲章に推薦するほどの外国企業が見えないということだ。
国が企業に授与する最高の栄誉である金塔産業勲章に該当する外国企業がないというのは、それだけ大きな投資がなかったということだ。産業部の関係者は「正確にいくらという要件はないが、誰か見ても大きな規模の投資や雇用がある場合は金塔産業勲章を授与する」と説明した。3年前まで数年間は金塔産業勲章を受ける企業がなかったが、2014年にウェンデル・ウィークス・コーニング精密素材会長、昨年はナセル・アル・マハシャー・エスオイル代表が受けた。しかしまた受章企業が途切れる状況だ。
外国企業の韓国投資は増加している。昨年、外国人(企業)は韓国に159億5300万ドル(約18兆4330億ウォン、到着金額基準)を投資したが、これは前年に比べて32.2%多い。しかし内容面では残念だ。昨年の増加は中国人の投資のためで、2014年比で445%増えた。一方、ハイテク企業が多い日本と欧州からの投資はそれぞれ42.6%、4%減少した。