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米国のソン・キム北朝鮮担当特別代表(右側)とダニエル・フリード制裁政策調整官が21日、韓国外交部で「韓米高官対北朝鮮制裁協議」を終えた後、会議場を後にしている。 |
軍関係者は「北朝鮮がことしに入ってさまざまなミサイルを発射している」とし「また、どこからでも韓国を攻撃できるという能力を見せつけるようにミサイルの発射地点がすべて異なる」と述べた。北朝鮮は今月3日、江原道元山(カンウォンド・ウォンサン)一帯からKN-09(6発)を発射させたことに続き、10日には黄海南道黄州(ファンヘナムド・ファンジュ)一帯から東海沖にスカッドミサイル2発を発射した。18日には平安南道肅川(ピョンアンナムド・スクチョン)近隣からノドンミサイル2発を発射したが1発は発射直後に空中で爆発した。軍関係者は「李淳鎮(イ・スンジン)合同参謀議長とカーティス・スカパロッティ連合司令官がこの日、東海で訓練中の原子力空母『ジョン・C・ステニス』を現場指導した」とし「北朝鮮がこれに対する牽制次元でミサイルを発射した可能性もある」と述べた。
一方、金ホン均(キム・ホンギュン)外交部韓半島(朝鮮半島)平和交渉本部長はこの日午後、ソン・キム米国務省北朝鮮担当特別代表やダニエル・フリード制裁政策調整官らと「韓米高官制裁協議」を開いた。双方は国連安保理決議2270号および独自制裁履行における共助方案などを協議した。ソン・キム氏は協議の後、記者団に対して北朝鮮の短距離ミサイル発射について「これは明白な安保理決議違反だ。いかなる挑発的行動も自制せよというのが我々の明確なメッセージ」と述べた。