【コラム】韓国にはそれでも希望遺伝子がある(2)

【コラム】韓国にはそれでも希望遺伝子がある(2)

2016年01月19日10時38分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  グローバル低成長時代と韓国的の追撃成長の限界が重なった今日、私たちは何をもって未来を約束するべきか。それは「望意識」、現実の環境が劣悪なほど対策なしにわき上がってくる希望の遺伝子を生かすことだ。PSYが話した韓流の熾烈さとち密さは、よくみれば100年は充分に超える蓄積の時間をつくっている。19世紀に腹をすかせた庶民たちはパンソリや農楽、仮面劇で人生の疲れを乗り越えた。多くの人たちは民間の文学団を企画公演することによって被支配層の鬱憤を晴らし、庶民は余興・娯楽文化を作って憂いを吹き飛ばした。絶望の時間に興味をかきたてたのだ。遊ぼうというのではない。恨を興に転換させる能力、困難なときほど希望の花火をつけた韓国人の気質をいっているのだ。明日の成就に向けた望意識は貧困脱出と産業復興のエネルギーであり、暗かった韓国に希望の歌をあふれさせた生来的なDNAであることを強調しようとするものだ。

  「ヘル朝鮮」「イセンマン(この命は滅びたという意味の略語)」のように四方の出口が行き詰まったというこの時代に何をあきれた言葉かと言うだろうか。そうではない。私たちにいつ容易な日々があっただろうか。技術と経験知識、制度革新の蓄積時間が短かった代償を今払っているところなのだ。独創・先導モデルで渡っていくには、高度成長が生んだ成長痛を治癒しなければならず、空いた所を埋めなければならない。制度改革の切迫性は何度も話したことだ。当然、時間がかかる。振り返ってみれば遥かな成長の渓谷で何を見逃し省略したのかを、私たちの自画像がどのようにゆがんだのかを確認してみなければならない。低成長、景気低迷、所得停滞は耐えなければならない涙の渓谷だ。それでも最後までつかんでいなければならないのは希望の遺伝子、望意識だ。望意識はまさに上昇欲求であり成就動機だ。希望が怨望と絶望に変われば「世界で最も成就動機が高い国」韓国は座り込んでしまう。私たちはそれによって20世紀を渡ってきた。丙申年、サル年の望だ。

  ソン・ホグン ソウル大学教授(社会学)

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