地下鉄で喫煙する金正恩の姿が労働新聞1面に(1)

地下鉄で喫煙する金正恩の姿が労働新聞1面に(1)

2015年12月29日18時29分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  平壌(ピョンヤン)は愛煙家には地上の楽園だ。冷麺店の玉流館(オクリュクァン)のような大型飲食店はもちろん、公園や娯楽施設、各級官公庁でも喫煙できる。朝鮮中央テレビのドラマには俳優の喫煙場面がそのまま登場する。市内バスの中でたばこをくわえている場面も登場する。数年前の訪朝取材当時、高麗航空の機内の後方で堂々と喫煙していたある労働党幹部を見て驚いたことを思い出す。あたかも韓国の1960-70年代を見ているようだ。国民健康増進法まで作って公衆場所と飲食店での喫煙を厳格に禁止した韓国の現実とは隔世の感がある。

  北朝鮮が喫煙家の街になってしまったのには金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の影響が大きい。4年前に金正恩が執権した後、禁煙関連規制は事実上消えた。何よりも金正恩自身がどこでも喫煙を楽しむ愛煙家に加わった。労働新聞1面には喫煙する最高指導者の写真が大きく掲載された。2013年12月には妊娠中の李雪主(イ・ソルジュ)夫人のそばでたばこを吸う姿も見られた。薬局や病院・保育施設でも喫煙するのはひどいという批判が外部から提起されると、北朝鮮は「最高尊厳冒とく」として反発した。

  先月は新しく製作した列車を視察した金正恩が座席に灰皿まで置いて喫煙する姿が公開され、ネット上が騒がしくなった。朝鮮中央テレビは当時の映像を26日に公開した。列車の床に火も消さずに捨てた吸い殻が見えたりもした。

  北朝鮮も2000年代初期から強力な禁煙政策を進めた。最高人民会議は2005年に「たばこ統制法」を採択した。金正日(キム・ジョンイル)総書記が自ら「たばこは心臓を狙う銃と同じ」という言葉も残した。当時、訪朝取材中に会った北朝鮮の党幹部や記者は「ほかのことはすべて将軍様(金正日)の教示に従うが、たばこだけは容易でない」と言って困惑していた。

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