<朴大統領12.21改閣>「検証」で経済副首相候補が複数回変わる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.22 16:51
朴槿恵(パク・クネ)大統領が21日、2016年総選挙用の「部分改閣」を行った。執権4年目の内閣は黄教安(ファン・ギョアン)首相-柳一鎬(ユ・イルホ)経済副首相-李俊植(イ・ジュンシク)社会副首相の3角ラインに決まった。青瓦台(チョンワデ、大統領府)が先月12日、「当分の間、改閣はない」と言及してから39日ぶりのことだ。改閣時期が当初の予想よりもずれ込んだのは、朴大統領がそれだけ悩んだ結果だという。また、「労働改革法案と経済活性化法案の年内処理が不透明」という変数まで重なり、改閣は年末まで引き延ばされるという見方も出ている。
しかし、朴大統領はこの日、予想に反して突然の発表を行った。国会の人事聴聞会にかかる時間や総選挙を控えた公職者の辞退期限(来年1月14日)などを無視したまま法案処理だけに取り掛かることはできないと青瓦台参謀は説明した。朴大統領はこの日の朝に発表指示を行ったが、核心参謀もこの時になって初めて知ったという。特に、総選挙に出馬する長官たちの「わめき声」は朴大統領にも伝わってたという。与党高位関係者は、「党内競争を経なければならない地域区の事情が厳しい長官たちは、ことあるごとに青瓦台に改閣はいつかと尋ねるほど焦っていた」と伝えた。
12・21改閣の最大の特徴は、ことし10月19日に総選挙出馬を希望して国道交通部長官を辞任した柳氏を経済副首相として辞任後2カ月で再起用したという点だ。野党の新政治民主連合が「リサイクル人事」「回転ドア人事」と批判するほどだ。