『帝国の慰安婦』の朴裕河教授「被害女性を『売春婦扱い』したことない」(2)

『帝国の慰安婦』の朴裕河教授「被害女性を『売春婦扱い』したことない」(2)

2015年12月03日13時42分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  朴教授は問題になった表現の脈絡が歪曲された部分があるとし、本の一部も公開した。主な内容は次の通りだ。

  「解放後、韓国は宗主国に対する協力と順従の記憶は我々自身の顔として認めようとしなかった…日本に協力した者を我々自身とは違う特別な存在と見なし、探し出して非難することが依然として続いているのも、その人たちが『望ましい我々』に対する幻想を壊す存在であるからだ…『自発的に行った売春婦』というイメージを我々が否定してきたのも、こうした欲望、記憶と無関係ではない」

  「『朝鮮人慰安婦』は被害者だったが、植民地人としての協力者でもあった。それは彼女たちが望んだかどうかに関係なく、朝鮮が植民地になる瞬間から取り払えなくなった矛盾だった」

  「韓国や台湾で補償事業が円満に実行されなかった理由は、何よりもこの両国が過去に日本の植民地だったという関係性にある。その理由は『朝鮮人慰安婦』が『戦争』を媒介とした、明確に被害者と加害者の関係に分けることができる存在でなく、植民支配下に動員された『帝国の被害者』であり、構造的にはともに国家協力(戦争遂行)をすることになった『同志』の側面を帯びた複雑な存在だったためだった」

  「国家が軍隊のための性労働を当然視したのは事実だが、当時、法的に禁止されていなかった以上、それに対して『法的な責任』を問うのは難しいことだ。また、強制連行と強制労働自体を国家と軍が指示しない以上、強制連行に対する法的責任が日本国家にあるとは言いにくいことだ…言い換えれば慰安婦に行われた…被害は1次的には業者と軍人個人の問題として問うしかない」

  「『女性が本人の意思に反して慰安婦になる場合はなかった』(木村才蔵)という見解は『事実』としては正しいかもしれない…しかし、たとえ『自発的』に『希望』したとしても、彼女たちに、世間で醜業と呼ばれていたものを選択させたのは、彼女たちの意思とは関係のない社会的構造だった」

  「日本人・朝鮮人・台湾人『慰安婦』の場合、『奴隷』的ではあっても、基本的には軍人と『同志』的な関係を結んでいた…彼女たちの性の提供は基本的には日本帝国に対する『愛国』の意味を帯びていた。もちろんそれは、男性と国家の女性搾取を隠す修辞にすぎなかったが…」

『帝国の慰安婦』の朴裕河教授「被害女性を『売春婦扱い』したことない」(3)

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