【社説】韓国のR&D投資は世界トップレベル、論文力は発展なし
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.21 14:36
経済協力開発機構(OECD)のアンヘル・グリア事務総長が数日前、大田(テジョン)世界科学首脳会議において、韓国は研究開発(R&D)への投資が世界最高レベルだが、科学技術論文の影響力は低いと指摘した。韓国のGDP対比R&D投資の割合は4.15%でイスラエル(4.2%)を除けば世界最高水準である一方、論文の影響力は豪州、スペインなどと似たような水準で平均よりも若干低いということだ。外国人専門家の目に映った韓国科学技術界の現状だ。十分に予想していた内容でもある。
韓国ほど短期間に国家R&D投資が急増した国もない。2002年の国家研究開発予算は4兆1230億ウォンに過ぎなかったが昨年は17兆7428億ウォンに急増した。13年で何と13兆ウォンほど増えた。10兆ウォンを超えたのが9年前だ。だが投資に比べて研究成果があまりにも貧弱だ。びっくりするほどの開発も見られない。事業化につながる研究成果は10%にもならない。ノーベル賞受賞とかけ離れているのはもちろん、海外の科学技術協力さえ依然として底水準だ。