<日中に挟まれた韓国証券市場>国債格付け2回上昇しても微動だにしない韓国証券市場
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.21 10:05
「製造業と同じように韓国の株式市場も中国と日本の間に挟まれた『サンドイッチ』の境遇だ。外国人投資家の目にはうまみのない市場だろう」
ある外資系証券会社代表は韓国KOSPI指数が数年にわたり退屈なボックス圏内に閉じ込められている理由をこのように説明した。中国や日本よりも経済活力が落ちて政府のリーダーシップが弱まった状況では、国債格付け上昇のような大型好材料も力にならないと強調した。
国際格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は先月15日、韓国の格付けをAプラスからAAマイナスに上げた。2012年9月(A→Aプラス)以降3年ぶりの上方修正だった。だが過去3年余りの間にKOSPI指数の上昇率は1.13%に過ぎなかった。2012年17兆ウォン台に達した有価証券市場の外国人の純買い入れは今年1兆8900億ウォン水準にとどまっている。