「難民の100人に2人はIS隊員」…恐怖に震える欧州
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.16 11:36
第2次世界大戦以降で最悪の難民流入を体験している欧州が弱り目にたたり目でテロの脅威に震えている。怒涛のように流れ込む難民の中に武装勢力イスラム国(IS)の隊員が潜入しているという懸念が大きくなっているためだ。
フランシスコ法王は14日、「ISの武装勢力が難民の行列に混ざっている可能性が大きい」として懸念を表明した。法王はこの日ポルトガルのメディアと行ったインタビューで、「イタリア南部シチリア島から400キロメートル離れたところに驚くほど残忍なテロリストグループがいる。彼らが難民を装って欧州に潜入する危険があるのは事実」と話した。彼は「聖書には『見慣れない者を歓迎せよ』とあるが、安全と関連した事前予防策は必要だ」と強調した。
このように法王がISのテロの可能性に対し直接警告するのは、ISがバチカンとフランシスコ法王をテロの対象としていることと関連がある。ISが法王をテロのターゲットにしているという事実は何回も表われている。機関紙「ダービク」にバチカンのドームの上にISの旗を立てた合成写真を公開し、IS隊員がバチカンでのテロのためにイタリアを何度も訪問した事実が明らかになったりもした。22日から米国を訪問する法王に対するテロの可能性が提起されているが、これもやはりISが計画するテロの可能性が大きいと英テレグラフ紙は指摘した。