【コラム】「大陸のミス」シャオミ、いったい君はだれなのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.27 11:19
携帯電話バッテリー、空気清浄器、エアコン、浄水器、扇風機、体重計、運動靴…。こうした製品を作る会社があるならどんな業種と言うべきだろうか? 情報技術(IT)会社でもなく、それでも家電メーカーと見るのも難しく、スポーツ用品とはもっと違い…。まるで見当がつかない。中国シャオミの話だ。このところ熱い話題となっている「大陸のミス」突風の主役だ。
領域は果てしない。最近シャオミの創立メンバーの1人である劉徳副総裁が雲南省昆明を訪れた。平凡な姿の彼が行ったのは農業技術院花卉研究所。「インターネット+花卉団地」協約を締結するためだ。中国メディアを通じ流れてきた劉副総裁の算法はこうだ。
「農業もいまはスマート時代だ。3年以内に10ヘクタール規模のスマート温室(智能温室)を作る計画だ。温度・湿度・草花の成長などを携帯電話でチェックすることになる。年間約2000万株の花と盆栽を生産する計画だ。2億元(約40億円)の売り上げ、自信がある」。いまやシャオミブランドのバラの花まで出てくるところだ。また、有名運動靴ブランドである李寧(Li-ning)とはスマート運動靴を作る。運動靴の底にチップを付けて足の疲れ状況をチェックでき、最適な運動量を算出する機能も備えているという。この程度なら「スマート」で遊ぶという表現が似合う。