【コラム】空間の自由、心理の自由=韓国(1)

【コラム】空間の自由、心理の自由=韓国(1)

2015年06月09日17時09分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  「ヘンリー・アンド・パートナース・ビザ制限指数(Henry&Partners Visa Restriction Index)」というものがある。国家別にビザなしで訪問できる国の数を示す指数だ。ビザ免除協定によってビザが最初から必要ないとか空港や港湾または国境で発給された到着ビザで入国可能な国数を基準として算定する。パスポート(旅券)の力を示す指数でもある。それで「パスポートパワー指数」とも呼ぶ。この指数でみると韓国は世界最高水準だ。全世界172カ国をビザなしで訪問できる。韓国よりもパスポートの力が強い国は米国・英国・フィンランド・ドイツ・スウェーデン(174カ国)と、カナダ・デンマーク(173カ国)だけだ。韓国は日本・フランス・オランダ・ベルギーなど8カ国と共に世界3位のパスポートパワーを誇る。ノービザ入国が可能な国が多くなったというのは、それだけ韓国国民の空間的自由が拡大したという意味だ。ビザをもらうために外国大使館や領事館の前で何時間も列をつくって複雑な書類を提出し、ビザの手数料を支払って、気をもみながら結果を待たなければならなかった時と比べれば途方もない変化だ。

  中東呼吸器症候群(MERS)事態に埋もれて特に注目されずに過ぎ去ったが、太極旗(韓国の国旗)を燃やしたある青年に対する拘束令状が棄却されるという「事件」が先週あった。セウォル号惨事1年の追悼集会で紙の太極旗を燃やしたキム氏(24)に対し、警察は国旗冒とく罪違反容疑で拘束令状を申請した。刑法第105条は「大韓民国を侮辱する目的で国旗を損傷・除去・汚辱した者は5年以下の懲役や禁固10年以下の資格停止または700万ウォン以下の罰金に処する」と規定している。これを根拠に警察は拘束令状を申請したが、裁判所は「キム氏が集会現場で非常に興奮した状態で偶発的・衝動的に国旗の焼毀行為に及んだと思われる」と判断した。国家を侮辱する意図を持って行った行為とみるのは難しいということだ。

  自分が親を選んだわけではないように、祖国も私が選択したものではない。親が大韓民国の国民だから自分も自動的に大韓民国の国民になっただけだ。そんな自分にとって太極旗は、自分が属して守らなければならない国家すなわち大韓民国の象徴、それ以上でも以下でもない。白い紙や布切れに赤色と青の太極模様と乾坤坎離の黒色の4卦を描いた図に過ぎない。人格や信仰の対象ではない国旗を冒とくするという概念自体が「語不成説」(話が理屈に合わないこと)なのだ。

【コラム】空間の自由、心理の自由=韓国(2)
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