57カ国がAIIB創設メンバー…ADBとほぼ同じ規模
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.16 08:57
中国が設立を主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)創設メンバーは57カ国と確定した。中国財政省は15日、韓国を含め、スウェーデン・イスラエル・南アフリカ・アゼルバイジャン・アイスランド・ポルトガル・ポーランドが正式にAIIB創設メンバーの地位を取得したと、ホームページで明らかにした。
韓国は先月26日、参加申請をし、11日にスペイン・豪州とともに創設メンバーの地位を取得した。創設メンバーは大陸別にアジア34カ国、欧州20カ国、アフリカ2カ国、米州1カ国だった。1966年の設立当時に31カ国でスタートしたアジア開発銀行(ADB)の現加盟国67カ国に迫る数字だ。台湾は国号を「中華台湾」として参加を申請したが、「一つの中国」原則を前面に出す中国が「中国台湾」にこだわり、創設メンバーから除外された。米国と日本は創設メンバーを拒否し、北朝鮮も参加を申請したが拒否された。
中国共産党機関紙の人民日報はこの日、社説を通じて「中国が『開放的地域主義』原則の実践に動き出した」とし「AIIB創設がアジアの繁栄に希望を与えるだろう」と評価した。社説は、AIIBが運営方式を革新して効率を最大化する方針だと明らかにした。AIIBは企業と協力パートナーシップモデルを導入し、民間部門が低所得国のインフラ建設に参加できるよう誘導する方針だ。