韓国、「世界初の産業用クローン犬を生産…仏英からも技術研修に来る」(2)

韓国、「世界初の産業用クローン犬を生産…仏英からも技術研修に来る」(2)

2015年03月11日16時58分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
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  ◆海外に輸出するクローン犬

  黄博士はクローン犬の体細胞を移植する手術も直接見せてくれた。彼は手術室に入り、記者は手術室の外側から壁ほどの大きさのガラス窓を通じて手術過程を見守った。手術室で青い手術服、帽子、マスクを身につけた黄博士がヘッドセットにつけられたマイクを通じて手術過程を一つ一つ説明した。まずメス犬の腹を切開した後にラッパ管を取り出し、卵子にクローン犬の体細胞を移植する手術が行われた。

  黄博士は「以前は9時間かかった移植過程が、今はわずか2~3分でできるほどの技術力をつけた」とし「手術時間が長いと卵子の鮮度が落ちるので成功率もそのぶん低くなる」と話した。研究院関係者は「犬クローン技術はスアム研究院が世界最高水準」としながら「国内クローン技術が日々発展し、最近では英国やフランスからも研究員がきて技術研修を受けている」と説明した。

  移植過程が終わった後、クローン子犬を分娩する別の手術が続いた。手術開始10分後に子犬が生まれた。生まれたばかりの子犬は看護師に手渡された。インキュベーターから少し後、「微笑みの声」を聞くことができた。黄博士は「昨日、別のメス犬から今生まれたての子犬と全く同じ体細胞でつくったクローン子犬2匹が生まれた。今日は若干健康が良くない別のメス犬から同じ体細胞の別のクローン子犬が生まれた」と説明した。

  ◆「儲けるための動物クローンではない」

  スアム研究院はクローン犬事業を通じて今年100億ウォン(約10億7600万円)程度の売り上げを予想している。しかし、儲けるために犬のクローニングをするのではないと明らかに一線を画した。非営利機関として他のプロジェクトを遂行するための研究資金づくりのための手段に過ぎないというのだ。

  スアム研究院の目標は人間に移植できる臓器をクローニングすることだ。ネズミの糖尿病遺伝子をクローン豚と犬に移植して新しい糖尿病モデル動物を開発している。黄博士は去る10年間、スアム研究院の成果に対して「国際ジャーナルに47本の論文を発表し、このうち15件の国際特許を取得した」と話した。

  黄博士は同日午前10時から午後6時まで8時間かけて行われた記者の取材の後、米国に発った。米国の某機関との共同研究の件とだけ言及した。

  黄博士は最後に「人間生命の延長と価値ある人生のために意味あるレンガを積みたい。自分のせいで崩れたところにレンガを改めて積む心情で生きている」とし「2006年以後、『逆境と苦痛がない人生は生きている価値がない』という文を毎日午前に読みながら自分自身に『まだ終わっていない』と言い聞かせている」と話した。

  ■胚性幹細胞

  精子と卵子が合体して5日経過した胚(受精卵)で作られる原始細胞。人体のすべての臓器と組織になる。木の中心から枝が伸びていって葉や実になることと似ているため、幹細胞という名前がついた。難妊治療後に残った受精卵を利用するのは「受精卵胚幹細胞」、核を抜いた卵子とすべて育った細胞を融合して作った複製胚芽から得たものは「複製胚幹細胞」という。

韓国、「世界初の産業用クローン犬を生産…仏英からも技術研修に来る」(1)
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