米国防総省報道官「THAAD、韓国と協議中」…突発発言で波紋

米国防総省報道官「THAAD、韓国と協議中」…突発発言で波紋

2015年02月12日07時50分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  韓国と米国の国防当局が11日午後、非常事態となった。THAAD(高高度ミサイル防衛体系)に関する米ワシントン発ブリーフィングのためだ。

  米国防総省のカービー報道官は10日(現地時間)の定例ブリーフィングで、「THAADの韓国配備に関し、同盟国である韓国と持続的に協議をしている」と述べた。THAAD韓半島(朝鮮半島)配備の可能性を尋ねる記者の質問に対する返答だった。カービー報道官は「我々は(THAAD)能力の重要性をよく認識している」とし、このように述べた。カービー報道官の発言は、THAADの配備をめぐり韓米間に公式協議がなかったという韓米両国政府の従来の立場とは違う。韓国政府はその間、THAAD配備に関し、「公式に要請されたことも、議論したこともない」(4日、韓民求国防部長官)と述べてきた。リパート駐韓米大使も10日、国会議員に会い、「現在のところ韓国政府と公式協議チャンネルはない」と述べた。

  ワシントンの「ブリーフィング衝撃」はこれがすべてではない。米国防総省のポール公報担当官はTHAADについて尋ねる韓国の特派員に「両国政府が非公式的にTHAAD問題を議論しているが、公式的な議論は進行されていない」と述べた。特にポール担当官は「すでに韓国内で(THAAD配備関連の)敷地調査を終えただけに、THAAD問題を韓国と非公式的に議論していないと言えば正しくない」と主張した。

  ほぼ同じ時間、ソウルは大騒ぎとなった。ちょうどこの日午後、韓国国防研究院(KIDA)では第4次韓米拡張抑制手段運用演習が行われていた。この議論に出席した韓米の主要人物にカービー報道官とポール公報担当官の発言が伝えられた。韓国国防部の当局者は米国側になぜこういうことが起きたのかと問いただした。ある関係者は「我々が対応するよりも、問題を起こした側で解決するのが正しいという判断に基づき、米国側に釈明を要求した」と話した。

  会議に出席したヘルビー米国防副次官補は本国と連絡を取った後、韓国国防部の記者団と電話で話した。ヘルビー副次官補は「米国はTHAADの韓国配備に関連し、公式的にも非公式的にも議論したことがない」と述べ、カービー報道官の発言を否定した。波紋はひとまず収まり、会議は再開された。

  匿名を求めた政府関係者は今回の騒ぎに関し、「米側がTHAADに敏感な韓国国内の世論を知らないはずはない」とし「最近、韓中間にTHAAD配備をめぐりある種の話が行き来したことに不満を抱いた米側の問題提起ではないだろうか」と述べた。中国の常万全国防相は4日、韓長官に会った席で、議題になかったTHAADの韓半島配備に懸念を表明した。
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