【社説】進歩、従北清算して新たな進歩を=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.22 17:03
統合進歩党に対する憲法裁判所の解散の決定にもかかわらず、これに従わない集会が続いている。一部の進歩団体は先週末、ソウルの清渓(チョンゲ)広場で憲法裁判所の決定を糾弾する集会を行うなどの場外闘争に出た。呉秉潤(オ・ビョンユン)・金美希(キム・ミヒ)元統進党議員らは昨日、国会で記者会見を行って「所属議員5人の議員職を剥奪した憲法裁判所の決定は無効」として、裁判所に効力停止の仮処分申請を出すと明らかにした。彼らは来年4月の補欠選挙にも再び出馬するという意思を示す一方、新政党の創党まで示唆した。憲法裁判所の決定に正面から反旗を翻す姿勢だ。
憲法裁判所が史上初めて政党解散の決定を下した決定的理由は、統進党の従北の危険が抽象的ではなく実在する危険だとみたからだ。裁判官9人中8人が「解散」の意見を出すほど圧倒的だった。国民の大多数も概して同意していることが明らかになった。中央日報の調査研究チームが18・19日に全国の成人男女1000人を対象にした緊急世論調査の結果、統進党の解散決定に賛成する(63.8%)という意見が、反対(23.7%)を圧倒した。