セルカ棒規制…韓国政府「周辺機器に影響」、企業「被害事例ない」

セルカ棒規制…韓国政府「周辺機器に影響」、企業「被害事例ない」

2014年11月30日10時27分
[ⓒ 中央SUNDAY/中央日報日本語版]
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  「新しいトレンドを正確にキャッチして作ったアイディア商品」。

  モバイル技術専門家の間でセルカ棒(自撮り棒)はこうした評価を受ける。自撮りが便利にでき写真の完成度を高められるようにしたセルカ棒は世界的な人気を得ている。米時事週刊誌のタイムは最近セルカ棒をアップルのスマートウォッチとともに「今年の発明品」に選定した。外国人観光専門業者の」コスモジンが先月韓国を訪れた外国人旅行客を対象に実施した「韓国の紅葉見物で最も異色に感じられたことは」という質問で、回答者の48%が「セルカ棒ブーム」と答えた。韓国でもセルカ棒ブームがそれほど激しいという話だ。

  セルカ棒は大きく2種類に分かれる。取っ手部分にボタンがあるものとないものだ。ボタンがない製品は3000~5000ウォンだが、ボタンがある製品は2万~4万ウォンと相対的に高い。

  韓国政府が電磁波適合認証を受けていないブルートゥースを使ったセルカ棒を取り締まる方針を明らかにしたことを受け、「過剰規制ではないか」との議論が起きている。韓国政府の取り締まり対象はこのボタン付き製品だ。ボタンを押すとスマートフォンのブルートゥース機能が信号を認識しカメラのシャッターが作動する。

  問題はブルートゥースが周波数を使用するという点だ。電波法は「放送通信機器を認証を受けずに販売したり販売する目的で製造または輸入する者は3年以下の懲役または3000万ウォン以下の罰金に処することができる」と規定している。処罰対象は製造業者や販売業者で、使用者は処罰対象でない。中央電波管理所関係者は、「ブルートゥース機能を利用するセルカ棒は厳格に通信機器だ。作動時に出る電磁波により周辺の電子機器に障害を与えたりスマートフォンの性能低下などを発生させる可能性があり、電磁波障害防止基準など適合性評価を受けなければならない」と説明した。セルカ棒は2.4~2.5ギガヘルツ帯域の周波数を活用するが、未認証のセルカ棒が広まれば同じ帯域を使う電子機器に干渉を与えかねず誤作動を誘発する恐れがあるという話だ。航空機の離着陸時に電子機器使用を控える理由と同様だ。

  こうした政府の説明にもインターネットとソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)には「過剰規制」という指摘が相次いでいる。セルカ棒により電波干渉が起きた事例はないのに先制的規制によりスマートフォン文化を抑制するというのが批判の要旨だ。朴槿恵政権の脱規制政策に合わないという声もある。

  電磁波適合認証を受けるには最大500万ウォンに達する電波認証費用を支払わなければならない。認証期間も2~3週間ほど必要とされる。認証を受けた製品でもデザインや性能を少しだけ変更しても同じ手続きを再び経なければならない。IT業界関係者は、「セルカ棒はスマートフォンとわずか1メートル前後の距離で作動する。機械的に法律を適用して取り締まるのではなく、有害事例などを綿密に検討した上で法令を精密に整えなければならない」と話した。(中央SUNDAY第403号)
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