【時視各角】低出産、地獄か煉獄か=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.28 11:28
低出産の前には2つの道がある。一つはすでに歩いてきた方向に伸びている。なんとか出生率を高め、人口減少の災難を防ごうという道だ。もう一つは草が茂って足跡もない道だ。無理に出生率を高めようとするより、新しい代案を探してみようという道だ。わかりやすく言えば、対応か、適応かだ。最近、専門家セミナーに行ってみると、2つの道が微妙な神経戦を繰り広げている。
「セロマジプラン」というものがある。2006年に始まった政府の少子高齢化対応計画だ。出産奨励金・手当を支給し、産後ケアと保育を支援した。代表的な対応の道だ。数年間になんと数十兆ウォンを使ったが、出生率は全く上がらなかった。1.18。昨年の出生率だ。その前年(1.29)より低い。