韓国人以上のシルム愛…巨漢米国人選手の「天下壮士への夢」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.30 15:35
ジョンソンさんは元バスケット選手だった。NYセント・ジョーンズ大でバスケットボール奨学生として入学し、米国プロバスケット(NBA))の下部リーグに該当するアメリカン・バスケットボール・アソシエーション(ABA)所属チームでプレーした。少しの間だが、中国プロバスケット(CBA)にも身を置いた。最近はバスケットボール関連の仕事をすべて整理してNYで銀行の投資相談者として働いている。ジョンソンさんは「この頃は銀行の仕事とシルムの2つのことだけを考えて過ごしている」と話した。
毎年韓国を訪れて天下壮士大会に出場するのは、シルム人としてのアイデンティティを確かめるためだ。ジョンソンさんは「最近まで亀尾市(クミシ)庁の白頭(ペクトゥ)級選手と一緒に訓練した。正しく訓練された練習相手がなかなかいない米国と違い、韓国に来れば一定水準以上のスパーリングパートナーが多くいて幸せだ」と話した。
済州道(チェジュド)を訪問した理由に対しては「最高水準の試合をこの目で確かめたかったから」とし「全国体育大会でさまざまな年齢・階級の選手たちの試合を見て、練習してきた技術を最大限自分のものにしたい」と話した。同席したキム・ビョンホン副会長は「ジョンソンさんが頻繁に訪韓するため韓国語への適応も速い。タコ・イカ類を除いては韓国料理もよく食べる。図体が山ほどある黒人がご飯の上にキムチを載せておいしそうに食べる姿は私が見ても不思議だ」と話した。