<セウォル号>韓国海洋警察「要請のあった全員を救助」 遺族「何が全員救助だ」

<セウォル号>韓国海洋警察「要請のあった全員を救助」 遺族「何が全員救助だ」

2014年10月17日09時29分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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韓国海洋水産部と海洋警察庁などを対象にした国政監査が16日、国会で開かれた。国家監査会場を訪れたセウォル号遺族がセウォル号船員の証言を聞きながら涙を流している。
  16日、国会本庁5階の農林畜産食品海洋水産委員会の国政監査会場に囚衣を着た証人が登場した。カン・ウォンシク1等航海士やキム・ヨンホ2等航海士などセウォル号の船員だった。しかし核心証人であるイ・ジュンソク船長やパク・ギホ機関長などは国会の同行命令にもかかわらず、出席しなかった。与野党は再度彼らを呼び、これに継続して応じない場合は検察に告発する予定だ。

  セウォル号船員はほとんどの質問に対し「思い出せない」というような返事で一貫し、議員から「不利な話は小声で弁解していて怠慢だ」との非難を受けた。

  ▼金承南(キム・スンナム)議員(新政治民主連合)=「船が傾いて8時50分に寝室から出たとのことですが、脱出した9時46分までの1時間は何をしていたのですか」

  ▼カン航海士=「…」

  ▼キム議員=「船が傾き続けていましたが、海中に沈んでいるのが分からなかったのですか」

  ▼カン航海士=「何をしていたのか分かりません。思い出せません」

  ▼キム議員=「イ・ジュンソク船長と脱出する時、中にいた数多くの乗客のことは考えなかったのですか」

  ▼カン航海士=「特に考えなかったと思います」

  同じ党の朴敏秀(パク・ミンス)議員は船員が裁判過程で「乗客救助は海洋警察の役割」と主張したことを指しながら「自分たちだけ助かろうと皆逃げておきながら、そのように厚かましく話すことができるのか」と追及した。

  セヌリ党の安徳寿(アン・ドクス)議員は「船員に対して、事件後に何か最も苦しいかと尋ねれば、若い子供たちを救うことができなかったという後悔を話すものだと思ったが、(捜査機関の)調査受ける間のストレスを話している」とし、あきれるといったような表情を浮かべた。

  救助責任がある海洋警察123艇長と木浦(モクポ)海洋警察署長、進度VTSセンター長も証人として出頭した。海洋警察123艇長のキム・ギョンイル警衛は「救助を要請した人々は全員救助した」とし「確認できなかったので救助ができなかっただけでその努力はすべて尽くした」と主張した。「当時の状況では最善の努力をつくしたと考える」とも話した。この時、傍聴席に座っていた一部の遺族が涙声で「何が全員救助しただ」と大声を出した。セヌリ党の慶大秀(キョン・デス)議員は「中で待機していた先生と生徒は、外にヘリコプターと救助船舶が来ているから、少し経てば救助してもらえると信じていたはずだ。その他にどのような救助要請ができただろうか」とし「ハンマーで窓を割るだけでも中で待っていた数十人を救助できただろう」と反論した。

  新政治連合の黄柱洪(ファン・ジュホン)議員は先月3日の中央日報の報道(「ボート始動しながらゴールデンタイムを逃してしまった海洋警察」、韓国語版のみ)に言及し、「海洋警察の救命ボートが5分間始動できずゴールデンタイムを逃したのが話になるか」と指摘した。
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