タッチパネルで動かす「テスラS」…車ではなくスマホのよう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.16 10:01
「これは自動車ではないじゃないか」。世界的市場分析会社のIHSが米国の電気自動車メーカーであるテスラが作った「テスラS」を細かく分解してみた。1億1000万ウォンを超える車を最後のねじまですべてはずしてみたこのチームが下した結論は「車ではない」だった。IHSのアンドリュー・ラスウェイラー常務は、「まるでアップルのiPadやサムスン電子のギャラクシーを見るようだった」と話した。
15日に出した報告書は電子部品の量でテスラSは既存の車と完全に異なる車だとした。脳に相当するヘッドユニットに使われた部品の数だけで5000個だ。普通の車は多くても1000個だ。象徴的な装置は前面部中央のディスプレーだ。この機器で道も探し、温度も調節し、インターネット検索もする。スマートフォンのように手で触って使うタッチスクリーン方式で、画面の大きさ17インチは一般車の2倍を超える。
大きさだけではない。IHSは画面の中に消えたエアコンコントローラーのような各種ボタンに注目する。草創期の携帯電話の各種ボタンがスマートフォンではすべて画面の中に消えたのと同じ論理だ。ラスウェイラー常務は、「テスラが意図的にモバイル機器と類似の環境を作ったもの」と診断した。