検察捜査に拡大するサムスンとLGの洗濯機戦争
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.15 08:45
サムスン電子は14日、海外の家電量販店に陳列された自社の洗濯機数台を壊し名誉を傷つけた容疑でLG電子生活家電(HA)事業本部の趙成珍(チョ・ソンジン)社長と同社役員ら5人に対し検察に捜査を依頼したと明らかにした。破損したサムスンの洗濯機はすべて最近ドイツのベルリンで開かれた家電見本市IFA2014の期間に合わせ現地で販売用として発表した製品だ。
サムスン電子側はこの日、「趙社長をはじめとするLG電子の社員らが3日に欧州最大量販店サターンのベルリン欧州センター店とシュテーグリッツ店に展示されたサムスン電子のドラム洗濯機『クリスタルブルー』のドアを傷つけた」と話した。このうち2人のLG電子役員は欧州センター店でサムスンの洗濯機を傷つけたのを店員に見つかり、洗濯機4台分の料金を支払わされたとサムスン側は伝えた。
これと別にサムスン電子が現地の他の店舗の洗濯機を点検していたところ、シュテーグリッツ店のクリスタルブルー洗濯機3台がやはり同じ形で壊された事実を発見し現地警察に通報した。サムスン側は、「ドイツ警察が防犯カメラを確認した結果、スーツ姿の東洋人男性数人が製品を調べ、そのうちの1人が洗濯機のドアに両手で力をかけて数回押した後に現場を離れる場面を確認した」と話した。サムスン電子はLG電子の趙社長がシュテーグリッツ店で製品を壊した人物だと指摘した。趙社長は“洗濯機博士”というニックネームがあるほどLG入社から28年間にわたり洗濯機事業一筋に没頭してきた人物だ。