【コラム】韓半島統一が周辺国に与えるもの(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.12 15:37
韓半島をめぐる国際情勢が微妙に動いている。先月、習近平・中国国家主席の訪韓によって両国の友好関係と戦略的信頼の重要性が強調される中で、伝統的に安保の核心の軸である韓米同盟と、経済的パートナーとしての韓中関係を適切に両立させる韓国政府の知恵が一層必要だった。
韓中首脳会談でも扱われたように韓半島(朝鮮半島)をめぐる周辺国の力学関係で最も敏感ながらも重要な役割となるカードは、北核と統一問題だ。どのように扱うかによって周辺国の経済や国家間の協力などほかの懸案を解くカギになりうる反面、障害物にもなりうる。
論語の初めの「友がいて遠方から訪ねてくれば、これほど喜ばしいことはない」という一節の解釈で、儒学者のクム・ゴク先生は友が訪ねてくるようにする条件としては学ぶべきものがあり得るものがあるということであり、これは国家間の関係にもそのまま適用されるといった。派手な外交的修辞や12に及ぶ協定よりも、互いに学ぶものや得るものを明確に提示して、これについての共感を形成することが韓中間の真の友好協力を強固にして韓半島の非核化と統一を早める礎になりうる。