【コラム】韓国の民主主義は米国の国家利益(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.08.06 10:32
韓国国民は、韓国の民主主義に対して自負心を持たなければならない。韓国政治には、地域主義や理念両極化のような短所もあるが、韓国の民主化はアジア全体の模範的先例となっている。ミャンマーからカンボジアに至るまで、改革を試みる権威主義勢力も、政治的自由を拡大しようと闘争する市民社会グループも「どこの国がモデルか」と尋ねれば米国・日本ではなく大韓民国を指す。韓国の民主主義の成功にもかかわらず韓国内では「民主化がどうやって達成されたのか」「米国は韓国の民主化を助けたのか、でなければ邪魔したのか」という問題をめぐって分裂様相が続いている。基本的な事実を明確にしてこそ韓国がアジアの民主主義の拡散により大きく寄与し、北朝鮮の民主化を支援することができる。
米国という共和国が誕生した時から、民主主義の拡散は新生国・米国のアイデンティティと安保の核心だった。「建国の父たち」は、「自由の帝国」が米国を超えて太平洋地域に広がると見通していた。建国初期から、世界の民主化が米国の戦略的利益だという観点に立っていたのだ。