「血の犠牲、汗で報いる」フィリピンの老兵に韓国部隊が敬礼(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.25 14:18
6・25韓国戦争(朝鮮戦争)直後、「キブ・ミー・チョコレート」と叫んで米軍について回っていた大韓民国が「キブ・ミー・キャンディ」の声を聞く経験をしている。昨年12月、スーパー台風ハイエンで大規模な被害を受けたフィリピンのレイテ州タクロバン市に派兵されたアラウ(Araw、フィリピン語で希望という意味)部隊の隊員たちだ。現地の人たちの希望としての位置づけを確立しているアラウ部隊が24日、6・25韓国戦争(朝鮮戦争)の行事を行った。「血の犠牲に汗で報いる」をスローガンにしている部隊が、フィリピン軍の韓国戦争参戦に感謝の気持ちを伝え、部隊の再建活動を紹介しながら親善行事を行った。フィリピンは64年前、韓国戦争の勃発直後アジア諸国の中で最初に派兵した血盟国だ。部隊はこの日、この地域に住む、韓国戦争に参戦した勇士の子孫8家族(4人は生存)にそれぞれ大学1学期の登録料(1万ペソ、約25万ウォン)やノートパソコンを支援して感謝の気持ちを伝えた。
イ・チョルウォン部隊長(大佐)は「アラウ部隊は私たちが戦争の絶望と苦痛の中にいる時、再び立ち上がることができる大きな力を与えてくれたフィリピンと参戦した勇士の犠牲に報いるために活動している」として「フィリピンの参戦勇士が流した血の犠牲に汗で報いることができるように、台風被害にあった住民たちが再び立ち直れる勇気と力を与える災害復旧活動に情熱と献身を尽くしたい」と話した。行事に参加したベラルミノ(少将・星2つ)フィリピン第8師団長は「フィリピンは韓国戦争の時にフィリピン・韓国探査隊(Philippine Expeditionary Forces to Korea)という名前で7500人余りを派兵した」として「当時派兵された部隊のうち第8師団所属の3大隊が参戦して韓国を守るために戦闘したが、フィリピン再建のための韓国の心のこもった対応に感謝の気持ちを伝えたい」と答えた。
「血の犠牲、汗で報いる」フィリピンの老兵に韓国部隊が敬礼(2)