黄禹錫元教授が米国で特許登録「研究再開させてくれれば…」

黄禹錫元教授が米国で特許登録「研究再開させてくれれば…」

2014年02月12日10時53分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大学獣医学部教授。
  黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大学獣医学部教授が作ったNT-1幹細胞株(1番幹細胞株)が11日に米国で特許登録された。細胞株自体(物質特許)と製造方法(方法特許)が対象だ。

  黄元教授は2003年にソウル大学の研究陣とともにこの細胞を作った。2005年にサイエンス誌の論文に載せられた黄元教授の他の幹細胞が最初から実体さえなかったのに対し、NT-1は実際に存在する。だが、2006年にソウル大学の調査委員会はこの細胞が「複製ではない自然発生的な処女生殖で作られた可能性がある」と明らかにし、事実上技術的成果を否定した。黄元教授側は今回の米国特許登録で「これまで議論を呼んできたNT-1の実体を認められた」と主張した。これに対し韓国幹細胞学会は、「特許は方法的な独創性を問うということだけで技術的検証を受けたものと拡大解釈する必要はない」とする立場を明らかにした。アイデアを評価しただけで実際に細胞を作ったと認めたものではないとの意味だ。

  米特許商標庁(USPTO)はこの日、ホームページに「ヒト体細胞核置換で作った胚性幹細胞株」が特許登録(第8647872号)されたと公開した。発明者は当時の研究員ら15人になっており、黄元教授は2番目に名前が出ている。

  この特許は2006年にソウル大学産学財団がオーストラリアやカナダなど20カ国余りで同時出願したもの。2008年に黄元教授が代表のHバイオンがこれまでかかった費用1億4000万ウォンを払う条件で出願権を譲り受けた。2011年にカナダでNT-1に対する初めての物質・方法特許が認められ、今回が2番目だ。韓国では特許庁がソウル大学の調査結果を基に、「再現ができない未完成の発明」と通知した後、黄元教授側がこれに対する反論意見提出を先送りしている状態だ。特許登録を代行するチョンジン国際特許法律事務所のキム・スンウン弁理士は、「米国の特許資料を整理し近く韓国での特許手続きを再開するだろう」と話した。

  黄元教授はこの日、本紙の取材に対し、「米国での特許登録が他の国の特許登録にも影響を与えないか期待する」と明らかにした。続けて、「韓国政府が『特許まで出てきたのでまた研究をするように』と前向きな措置をしてくれればありがたい」と述べた。黄元教授は論文ねつ造問題後、胚性幹細胞の臨床研究許可を受けられずにいる。黄元教授は「米特許庁が最初は幹細胞を再現するよう要求したが、昨年米オレゴン保健科学大学のチームがわれわれと同じ方法で胚性幹細胞を作った後に姿勢を変えた」と伝えた。これに対しキム弁理士は、「発明は技術的アイデア。出願者(黄元教授)は技術を再現できなかったが第三者が実際に実現できるという点を立証したもの」と話した。

  黄元教授は2006年にソウル大学を離れた後、ソウルのスアム生命科学研究院で犬の複製研究などを継続してきた。NT-1幹細胞の登録を拒否した疾病管理本部を相手に訴訟を提起して1・2審で勝訴した。現在3審が進行中だ。スアム研究院は昨年北京ゲノム研究所(BGI)とともに絶滅したマンモスを復元するプロジェクトを進めていると公表したりもしている。
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