<ショートトラック>韓国選手時代より強くなったビクトール・アン

<ショートトラック>韓国選手時代より強くなったビクトール・アン

2014年01月21日14時29分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
comment
0
share
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixi
写真拡大
ビクトール・アン
  英国営放送BBCは20日(日本時間)、「ロシア・ソチオリンピック(五輪)金メダル期待10人」の一人にビクトール・アン(29、韓国名アン・ヒョンス)を挙げた。

  BBCは「2006トリノ五輪3冠のアン・ヒョンスは大韓スケート連盟との不和のため2010バンクーバー五輪の韓国代表に選ばれず、その後、ロシア国籍を取得した」と詳細に説明した。

  BBCがアン・ヒョンスに注目した理由は、優れた技術とエピソードを持つからだ。アン・ヒョンスは20日、ドイツ・ドレスデンで行われた2014欧州ショートトラック選手権大会で、男子1000メートル、3000メートルのスーパーファイナル、5000メートルリレーで金メダルを獲得した。前日の500メートルの金メダルまで加えれば大会4冠だ。

  五輪を控え、アン・ヒョンス独特の爆発力がよみがえっている。欧州選手権500メートルで序盤2位だったアン・ヒョンスは3周を残したところで絶妙のコーナリングで先頭に飛び出し、決勝ラインに入った。体力が高まり、優れた技術と豊富な経験が目を引く。

  アン・ヒョンスはソチ五輪で金メダル1、2個を狙う。500メートルではすでに世界ランキング1位で、1000メートルでも実力を取り戻している。

  アン・ヒョンスが2011年12月にロシアに帰化した当時、弓から離れた“矢”だった。2008年に左ひざ骨折に苦しんだアン・ヒョンスが全盛期の力を回復できるかどうかは未知数だった。

  BBCが指摘したようにアン・ヒョンスと連盟の葛藤も大きな理由として作用した。これまで韓国ショートトラックは絶えず世界最強選手を輩出してきただけに、アン・ヒョンスがいなくてもトップを守る自信があった。

  しかしアン・ヒョンスはビクトール・アンという“ロシア産ミサイル”となって帰ってきた。韓国ショートトラックは昨年末から行われた4回のワールドカップ(W杯)シリーズで金2・銀1・銅3のメダルに終わった。6回のW杯シリーズで金3・銀1・銅2を獲得したアン・ヒョンス1人の成績より劣る。ショートトラックで五輪金メダルを獲得したことがないロシアは、ビクトール・アンだけを信じている。

  ビクトール・アンも恐るべき存在だが、彼のノウハウを学んだ他のロシア選手も急成長した。男子5000メートルリレーランキングもロシアが3位、韓国が4位だ。

  2009年4月の代表選抜当時、スケート連盟は「アン・ヒョンスの過去の成績が良いとしても、選抜戦を通してこそ代表選手になることができる」と主張した。当時、アン・ヒョンスは「選抜基準が何度も変わった。所属チームの城南市庁スケートチームも解体し、練習施設がない」としてロシアへ渡った。アン・ヒョンスがこのように強力なブーメランになって戻ってくるとは誰も考えていなかった。
【今日の感想】この記事を読んで・・・
興味深い
悲しい
すっきり
腹立つ
役に立つ

今日のイチオシ記事