「我々はあなたしか知らない」 労働新聞に金正恩賛歌

「我々はあなたしか知らない」 労働新聞に金正恩賛歌

2013年12月12日13時26分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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労働新聞に掲載された金正恩賛歌=北朝鮮の労働新聞は9日付2面に金正恩を称賛する内容が入った賛歌「我々はあなたしか知らない」の楽譜を掲載した。
  「偉大な金正恩同志、我々はあなたしか知らない。偉大な金正恩同志、我々はあなたに忠誠を尽くすだろう」。

  張成沢(チャン・ソンテク)を粛清した党政治局拡大会議が開かれた翌日の9日、労働新聞の2面には「我々はあなたしか知らない」という金正恩(キム・ジョンウン)第1書記賛歌の歌詞と楽譜が全面に掲載された。普段は白黒で印刷するが、この日の新聞はカラーで制作された。労働党の象徴(槌、筆、鍬)と住民が国旗を振りながら歓呼する姿が背景となっている。

  10日付の労働新聞3面にも「革命武力は元帥様(金正恩)領導だけを信じる」と題した金正恩賛歌が掲載された。やはり労働党庁舎と小銃・人民共和国旗(国旗)・最高司令官旗を揚げた兵士たちの姿がその背景だった。歌は「誰だ、白頭大業の偉業を成し遂げた方は、それは金正恩同志、私たちの最高司令官」で始まる。

  北朝鮮が張成沢粛清後に金正恩に対する忠誠と内部結束を強調する賛歌政治を強化した。忠誠を強調する歌詞と叙情的なメロディーの曲を住民に伝播することで、住民の離脱と動揺を防ぎ、体制の結束を強化しようという統治術だ。

  チョン・ヨンソン建国大統一人文学研究団研究教授は「北では政治的な状況によって、メディアを通じて強調する音楽が違う」とし「張成沢事件に動揺しないよう民心をなだめ、金正恩に対する忠誠を強調する姿」と話した。

  これに先立ち2008年に金正恩が後継者に内定した当時も、北朝鮮は「タカタカタカと足取り、私たちの金大将の足取り…」で始まる「パルコルム(足取り)」という歌を普及させた。金正恩の登場を知らせ、無意識的に新しい指導者の政策に同化される効果を狙ったのだ。

  1990年代後半に食糧難が深刻になると、荘厳なメロディーで「行く道険しくとも試練の峠を越える…」で始める「同志愛の歌」を伝播し、2000年代に入って金正日(キム・ジョンイル)が強盛大国を標ぼうした当時、「武陵桃源、花が咲けば見事だアリラン…」という歌詞に速いテンポの「強盛復興アリラン」を広めたのも、北朝鮮式音楽政治の一環だ。

  ◆労働党行政部廃止へ=張成沢に対する批判がますます強まっている。労働新聞は連日、張成沢を批判する住民の雰囲気を伝えている。官営中央放送はこの日、「張成沢一党こそ、李承ヨプ(イ・スンヨプ)と朴憲永(パク・ホンヨン)の一党のように必ず歴史の峻厳な審判を受けるべき極悪な宗派集団」とし、張成沢を“間諜”に例えた。

  これを受け、8日に粛清された張成沢と11月下旬に処刑された李龍河(リ・ヨンハ)第1副部長と張秀吉(チャン・スギル)副部長が所属していた行政部は廃止されるとみられる。対北朝鮮消息筋は「行政部はすでに業務停止状況であるうえ、北が“党の上の党”として行動しながら越権したと公開した以上、廃止は避けられない」とし「金正日時代に強大な権限を行使していた党組織指導部の権限がまた強化されるだろう」と述べた。
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