「張成沢が執権すればいまよりいいはず」…密かに話す北朝鮮住民(1)

「張成沢が執権すればいまよりいいはず」…密かに話す北朝鮮住民(1)

2013年11月17日11時54分
[ⓒ 中央SUNDAY/中央日報日本語版]
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  北朝鮮でこのところ予想外の政権交替説が出回っている。張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長が金正恩(キム・ジョンウン)を押し出すということだ。14日明け方に平壌(ピョンヤン)に住む貿易労働者のキム氏と通話した。北朝鮮の清津(チョンジン)、咸興(ハムフン)、恵山(ヘサン)などで集団銃殺が広がっているという知らせを韓国に伝えた数日後だ。

  彼に、「張成沢の権力は大きくなるか」と尋ねると、「いまは金正恩より張成沢が政権を取ればはるかに生活が良くなるだろうという噂が広まっている」と話した。張成沢は頭が良く、「領導力」が優れており、彼を嫌いだという幹部はいないほど周辺管理を徹底し、下の人たちからも大きな尊敬を受けているという。彼はまた、「金正日(キム・ジョンイル)時代は話すことはできなかったが、『若い奴がとても幼稚に遊ぶのでこうしたことでは国をつぶしかねない』とこそこそと言っている。さらに『李朝五百年』(世襲政権を皮肉る言葉)と公然と話す人もいる。老兵(金正日の側近元老)も首を横に振る。わかっている人はみんなわかっている」と話した。 

  彼のこうした話は10月末に海外出張中に会った北朝鮮党幹部ファン氏の発言とも脈絡は同じだった。彼は「幹部や人民に張成沢が政治をやればという気持ちがなくはない。金正恩が張成沢を牽制し始めたという話が側近の中で出ている」と話した。それによればいま金正恩は張成沢により操縦されているといっても過言ではない。南北関係や中国との関係も張成沢の意図通りに流れているということだ。

  彼は「張成沢は金正日が脳出血で倒れてから数カ月間に自分の側近で勢力を固めておいたので関係が悪化するほど金正恩を押し出しやすい。張成沢がすでに党の司法機関を総括する行政部長を務め、中央党の核心部門である組織副部長を経て今回は軍を統率する隊長の軍事称号を受けた上に国防委員会副委員長まで務め、すべての権力を動員できる位置にあるため」と説明した。金正恩に対する不満が高まる理由を尋ねると彼は、「朝鮮(北朝鮮)と南朝鮮(韓国)の関係が以前はそれなりに維持されていたが、いまはむしろ良くない状況だとの不満が多い。張成沢は親中派なので政権を取れば中国が支援することになり経済や人民生活に大きな変化があると期待する。南朝鮮との関係も円滑にならないだろうか」と答えた。また、「張成沢は金正日が生存している時に後継者として金正男(キム・ジョンナム)を指名し建議し続けていた。当時党幹部の中では、金正男は政治をするスタイルではないので自分(張成沢)が後から摂政政治をしようといているという話が出回った」と話した。(中央SUNDAY第349号)

  

「張成沢が執権すればいまよりいいはず」…密かに話す北朝鮮住民(2)
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