【社説】あきれるムグンファ衛星の安価売却=韓国

【社説】あきれるムグンファ衛星の安価売却=韓国

2013年11月04日10時45分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  ムグンファ衛星は韓国初の商用通信放送衛星だ。このうち寿命が終わった2号と3号の不法・安価売却が問題視されている。両衛星の開発にはそれぞれ1500億ウォン、3000億ウォンほど投入された。両衛星を管理・運営してきたKTは、香港のある企業に対し、2010年に約45億ウォン(約4億円)で売却した。開発費用の1%ほどだ。最近、安価売却に対する批判が出ると、KT側は「設計寿命が終了したので安く売ったが、追加の技術支援契約を結び、実質的な売却価格は250億ウォン」と説明した。しかしムグンファ衛星2、3号を買収した香港の会社は現在、移動通信および衛星通信用でこれら衛星を十分に活用している。

  より大きな問題は、KTが政府の許可や承認なく「国家的資産」である通信衛星を外国に売却したということだ。対外貿易法上、戦略物資を政府の許可なく輸出する場合、5年以下の懲役に処される。電気通信法は、重要な電気通信設備を売る場合、未来創造科学部長官の認可を受けなければならない。宇宙開発振興法、電波法違反の疑いもある。崔文基(チェ・ムンギ)未来部長官は国政監査で、「KTのムグンファ衛星売却はこれら4つの法違反」と述べた。KTは「廃棄対象なので戦略物資に値しないと考えた」とし「最初から政府に売却の事実を通知したこともない」と釈明した。

  政府とKTの主張が異なるだけに、不法や安値売却についてはもう少し確認しなければならないが、すでに明らかになった事実だけでも問題は少なくない。何よりも戦略物資の管理がこれでよいのかという点だ。KTは「寿命が終わった戦略物資は戦略物資ではない」と自ら判断した。ムグンファ衛星を製造した米ロッキードマーチン社には売却事実を知らせ、韓国政府には通知もしなかった。いくら民営化したといっても、KTは国家基幹通信網事業者だ。韓国の周波数と管制所、ソフトウェアをそのまま使う衛星を譲り渡し、極めて無責任な行為だ。政府も管理責任を免れない。寿命が終わった衛星装備の処理基準があいまいだ。さらにムグンファ衛星を購入した香港企業がホームページに売買の過程をそのまま載せたが、1年以上も売却事実が確認されなかったというのは話にならない。これを後に問題視し、李錫采会長の進退とともに標的攻撃という言葉も出ている。
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