朴大統領が連日基礎年金問題でおわび、高齢者に直接訴え=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.29 12:10
朴槿恵(パク・クネ)大統領が27日、基礎年金の修正に対して繰り返しおわびの言葉を述べた。老人の日の10月2日を控え青瓦台(チョンワデ、大統領府)に高齢者を招いた昼食会でのことだ。朴大統領は、「(基礎年金を)すべての方に差し上げることができずやむをえず修正するほかない状況になり私も本当に残念で申し訳ない気持ちだ」と話した。前日に「高齢者全員に支給できない結果に申し訳なく思う」と明らかにしてから2回目だ。
朴大統領はこの日、「年配の方たちは韓国戦争以後廃虚と変わらなかった国を汗で立て直し現在の大韓民国を作った主人公だ。自手成家を超えて自手成国を成し遂げられた方たちだ」と話した。その上で、「1人1年金を定着させOECD最高水準である高齢者貧困問題を必ず解決できるようにあらゆる努力を尽くしたい」と強調した。また、入れ歯に続き来年7月からはインプラントも健康保険の恩恵を受けられるようにすると約束した。基礎年金の直接的受恵者である高齢者を慰め約束を守れなくなった事情を説明することにより「公約破棄」という批判論が広がるのを遮断しようとする布石とみられる。
大韓老人会のイ・シム会長は、「約束を必ず守る大統領が経済状況で多くの悩みがあったことを十分に理解する」と話した。続けて「財政や未来世代に大きな負担を与える無理な要求は望ましくないと考える」と述べると183人の参席者は拍手を送った。朴大統領は「ことわざに年寄りの言葉をよく聞けば寝ていても餅ができるという言葉がある。(高齢者らの)言葉はひとつも捨てる必要はなく、心の糧とすれば本当に大きく役立つと考える」と答えた。