村山元首相「日本国民のほとんどが侵略贖罪は正しいと考える」(2)

村山元首相「日本国民のほとんどが侵略贖罪は正しいと考える」(2)

2013年06月17日10時01分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  ◇国益考えるなら靖国参拝はすべきでない

  ――今回の参議院選挙で村山談話が争点になるとみるか。

  「そうはならないだろう。多くの日本国民は談話が正しかったと考えている。自民党はこれを選挙で問題にしても有利なことはないとみて争点化しないだろう」

  ――参議院選挙で自民党が圧勝すれば安倍首相は8月15日の終戦記念日に靖国神社を参拝するものとみるか。

  「国際情勢を見る時どのようにするのが日本の国益になるかを考えれば当然行かないのが正しい。また、それは日本がサンフランシスコ講和条約で約束したものだ。(東京裁判で決定された)A級戦犯を受け入れそれを前提に条約が締結されたのだ。国際社会との約束を破ってはならない」

  ――日本社会の右傾化現象が強くなっている原因は。

  「戦争を経験していない世代が増加している。その上北朝鮮の脅威と尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題のため、『もう少し日本が力を持たなければならないのではないか』という考えを持つ日本人が増えている。だが、戦後を振り返り『戦争が可能な国として武力を強化する方がもっと良かっただろうか』と尋ねるならば、日本国民は明白に『ノー』と答えるだろう」

  ――橋下徹大阪市長の慰安婦妄言はどう思うか。

  「話にならない。論評の価値もない」

  ――安倍政権が憲法改正のためにまず96条の改正(憲法改正発議のためには衆参両院の3分の2の賛成が必要となっている条件を“過半数”に低くする内容)をしようとしているが思い通りになるだろうか。

  「安倍首相は当初自衛隊を国防軍にすると言ったり、集団的自衛権を認めるために憲法を改正する必要があると話した。そのうちそれを正面から問題提起するのは不利になったのでひとまず96条を変え憲法改正を簡単にしようとしている。そのような一時しのぎの手段が通じるわけがない。国民はみんなわかっている」

  ◇慰安婦当事者の証言のほかにさらに何が必要なのか

  ――安倍内閣には慰安婦動員の強制性を認めた河野談話にも否定的見解が多いが。

  「河野談話を否定しようとする人たちは、『家に入ってきていきなり強制的に連れていき慰安婦にしたという事実の記録はない』と主張する。だが、そのような証拠は証言のほかにはない。そうしたものを記録に残すだろうか。慰安所は軍の作戦上必要で軍が主導して作ったのではないのか。事実として、そこでひどい目にあったという当事者の証言がある。それ以上何が必要なのか」

  ――95年に慰安婦被害女性を支援するために民間でアジア女性基金を直接設立したが結局うやむやになった。無念さはあるか。

  「どんな形ででも慰安婦犠牲者に贖罪し名誉を回復させなければならないという考えだった。国民から募金を集め、政府も補助金を出し、政府を代表して首相が慰安婦犠牲者に謝罪の手紙を書くいわゆる“3点セット”で贖罪するほかは方法がないと考えた。だが、その時から韓国内で新たな問題(憲法裁判所の賠償交渉指示など)が出てきただけに、それに対応する対話が必要だ。両国政府間の対話を通じ解決策を模索しなければならない」

  ――両国の新政権はスタートしてから対話すら断絶している。どのように解決すべきか。

  「韓国国民の立場と気持ちはよくわかる。だが、戦後反省の礎の上に平和の道を開こうとした日本国民の努力は少し受け入れてくれたら良いだろう。現状は日本にも韓国にも役に立たない。互いに理解できる舞台が設けられなければならない」

村山元首相「日本国民のほとんどが侵略贖罪は正しいと考える」(1)
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