不当世襲で色あせる青木定雄氏のエムケイ神話(2)

不当世襲で色あせる青木定雄氏のエムケイ神話(2)

2013年06月05日10時12分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  ◇主取引信用組合理事長に三男任命企てる

  兪前会長は2005年にエムケイのオーナー兼会長職を長男に譲り完全引退した。東京エムケイ社長を任せた二男が酒に酔ってタクシードライバーを暴行する事件が起き責任を取って退いたのだ。

  この時から彼は在日韓国人系の信用組合と日系信用組合が統合して2001年に設立された近畿産業信用組合の会長職に専念した。近畿産業信組は全国32カ所に支店を持ち、総預金残高1兆2054億円、総貸付残高6173億円、当期純利益40億6900万円の日本最大規模の信用組合だ。

  兪前会長に「世襲誘惑」の魔が差したのは先月初め。昨年から体調不良で入院していた兪前会長が組合の大本崇博(韓国名ソ・ウォンギル)理事長を病院に呼んだ。

  「じっくり考えてみたが理事長に私の三男の義明を就かせたい。大本理事長が退かなければならない」。

  これに対し大本理事長を含む幹部がかっとなった。そうでなくてもオーナーでもない兪氏が会長職を10年余り務め、弟の青木秀雄氏を副会長、三男を副理事長に就かせ組合を私物化しているという不満が広まっていたところだった。組合の理事19人のうち7人が兪氏一家あるいはエムケイタクシー出身だったためだ。

  ◇組合理事らのクーデター、兪氏会長職解任

  辞任の窮地に追い込まれた大本理事長は先月21日の理事会で突然兪氏一家に対する降格人事案を緊急提出した。「クーデター」だった。出席した理事16人のうち理事長派の9人が賛成し、1票差で降格案は議決された。兪前会長と弟は会長・副会長から常勤理事に、三男は非常勤理事に降格された。

  続いて今月3日に開催された臨時総会では3人全員を非常勤理事にする人事案を可決した。日本のメディアによると、「出席した122人の大部分が(兪氏一家を追い出すのに)賛成した」という。日本メディアは「近畿信用組合は2004年に近畿財務局から企業統治(ガバナンス)が顕著に弱いという指摘を受けていた。こうした時に独断的に世襲まで企てたため組織内の自浄作用が発揮されたもの」とし兪氏の解任は当然のことという評価を下している。 

  だが、在日韓国人社会の一部では陰謀説も出ている。最近になり韓国系企業に厳格になった日本の金融当局が、兪氏が育てたのとかわらない大本理事長と水面下で手を組み、あるいは暗黙の合意を通じ組合の「韓国色」をなくそうとしたという指摘だ。「今回の事態の本質は韓国系金融機関の日本帰化」(大阪の在日韓国人)という分析もある。

  また、今回の内部クーデターで主取引金融機関である近畿産業信組からの金融支援を命綱としてきたエムケイタクシーの経営も危うくなるだろうという指摘も出ている。

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