李大統領が退任あいさつ「統一の日に哨戒艦犠牲者の名を呼ぶだろう」

李大統領が退任あいさつ「統一の日に哨戒艦犠牲者の名を呼ぶだろう」

2013年02月20日09時25分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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李明博大統領が19日午前、青瓦台で最後の閣議を主宰するのに先立ちお茶を飲みながら考えにふけっている。閣議終了後、歴代大統領の肖像画がかけられている世宗(セジョン)前室に李大統領の肖像画も盧武鉉前大統領の肖像画の左側にかけられた。(青瓦台写真記者団)
  李明博(イ・ミョンバク)大統領が退任を6日後に控えた18日、国民に別れのあいさつをした。

  李大統領はこの日青瓦台(チョンワデ、大統領府)春秋館で「国民のみなさま、ありがとうございます」という題名の退任演説を行った。李大統領は、「いま平凡な市民に戻る。手にあまる歴史の重みを下ろしながら、私は再び新たな人生に対する期待でときめいている。退任後に花が咲く季節がくれば4大河川に沿って自転車に乗り韓国の山河を一度見回りたい」との所感を明らかにした。

  李大統領は現政権の功過については歴史に評価を委ねると述べた。彼に批判的な人々に向けては、「この5年間国政運営をする過程でさまざまな理由から考えを異にして不便だった方もおられるだろう。是非を離れ国政の責任を下ろすこの時に慰労の言葉を伝える」と話しかけた。側近や親戚の不正をめぐっては、「道徳的に欠陥のない政府を切実に望んだが私の周辺のことで国民に心配をかけた点に対しては改めて申し訳なく思う」と謝罪した。

  議論を呼んでいる4大河川事業と関連しては、「気候の変化にともなう水不足と大規模洪水、日照りに備えるために施行した4大河川事業はその趣旨をいかし続けなければならない」と強調した。

  李大統領は一度喉がつまったように声を濁らせたりもした。哨戒艦事件の犠牲者を思い出しながらだ。李大統領は、「胸の奥に抱いて行かなければならない悲しみ。いつか統一されるその日、私は彼らの名前をもう一度ひとりひとり呼ぼうと思う」と述べた。

  この5年間の対北朝鮮政策については肯定的評価を出した。李大統領は、「5年間に南北関係は表から見るのとは違い中で大きな変化があった。私は国内政治のために南北関係を利用することもせず、実質的な変化がなければ一方的な支援も節制した。原則ある対北朝鮮政策を一貫して展開するならば南北関係にも新たな転機が作られるだろう」と話した。

  李大統領はその後記者らと昼食会を行った。金潤玉(キム・ユンオク)夫人も同席した。李大統領はこの席で、「(仕事を)知らない人は私たちをたくさん批判するだろうが、仕事をしてみた人は私たちを理解するだろう」と参謀陣をねぎらったと述懐した。この脈絡で「知らないものが分別なくふるまう」という表現を使うこともした。「自由貿易協定(FTA)も反対するからやらないと言って5年を過ごしたらいまごろ韓国はどうなっていたか。私1人非難されても国が大きくなったのではないのか」との話もした。

  ◆朴槿恵次期大統領への無窮花大勲章議決=李大統領はこの日午前、最後の閣議を主宰し、閣僚ひとりひとりに「これまでお疲れさまでした」とねぎらった。この日の閣議では即席案件として朴槿恵(パク・クネ)次期大統領に無窮花大勲章を授与する栄誉授与案が議決された。歴代大統領と同じように先立って李大統領は金潤玉夫人と並んで無窮花大勲章を受け“セルフ勲章”議論を呼んだ。朴次期大統領に対する勲章授与案を議決することでセルフ勲章議論を避けられるよう配慮したのだ。
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