【社説】“韓国型トービン税”検討する時だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.02.01 14:52
崔鍾球(チェ・ジョング)企画財政部国際経済管理官は“ミスターウォン”と呼ばれる。 頻繁な市場介入で“ミスター円”と呼ばれた榊原英資元大蔵省財務官に例えてだ。 その崔管理官が先日、「韓国型トービン税」の導入を主張した。
崔管理官は先月30日の金融研究院セミナーで、「短期海外投機資本規制のために、できるだけ早く韓国型金融取引税を導入しなければならない」と明らかにした。 外貨政策当局者が公開席上で外国為替・金融取引税の導入を主張したのは初めてだ。 もちろん表現は慎重だった。 「トービン税という表現はできるだけ控えたい」とも述べた。 トービン税は、1970年代にノーベル経済学賞を受賞したジェームス・トービンが主張した。 「すべての国がすべての外国為替取引に全く同じ税金を課税すれば、短期投機性資金を規制できる」という論理だった。