統一グループ、北朝鮮と合弁の平和自動車から撤退
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.11.27 10:38
統一教財団の統一グループが12年間にわたり北朝鮮と合弁で運営してきた平和自動車から手を引く。このため平和自動車の朴相権(パク・サングォン)社長は先月、統一部に南北経済協力事業者承認取り消しを申請した。北朝鮮事情に精通した消息筋は26日、「統一グループが最近統一部に事業者承認取り消し申請を完了した。自動車の代わりに食品などの流通業に切り替える可能性が大きい」と話した。高位層の子女を中心に「市場世代」が生まれており、日ごとに平壌(ピョンヤン)に高級レストランが誕生している点を考慮し、製造業を整理して収益見通しの良い流通業に進出するということだ。
これに対し仁済(インジェ)大学北朝鮮学科のキム・ヨンチョル教授は、「文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁の生前には利益が出なくても北朝鮮との関係を重視したが、いまは利益が出る側に統一教の事業を構造調整する象徴的意味がある」と話した。