日本の通貨スワップ圧力…「韓国からの要請ないなら中断」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.04 08:37
野田佳彦首相は李大統領の独島訪問直後、抗議の書簡を送るなど、これまで強硬な姿勢を見せてきた。野田首相が総選挙を控えて内閣改造まで断行するほど、保守右翼の圧力を意識しているのだ。
通貨スワップはその趣旨を考慮すると、このように感情的に処理するものではない。通貨スワップの基本精神は、アジア金融危機の再発防止と領域内の金融市場安定を図ることだ。その根は「東南アジア諸国連合(ASEAN)+韓日中」の財務相が00年5月にタイで会ってスタートさせたチェンマイ・イニシアティブ(CMI)だった。
1997年のアジア通貨危機後、個別の国家レベルでは、危機状況に対処するのに限界があるため、領域内の国が共同で対応しようという決議だった。これを受け、韓日は01年7月に通貨スワップを始め、その後は規模を増やしてきた。通貨スワップは日本の立場でも必要だった。円高圧力を緩和でき、日本円の国際的な位置づけを高めるカードとして活用されるからだ。