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韓国債券を最も多く購入した国、日本ではなく…(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.07 15:32
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常識クイズ一つ。 今年、韓国の債券を最も多く購入した国はどこだろうか。 米国? 中国?日本? そうではない。 正解はノルウェーだ。

北欧の福祉先進国ノルウェーが韓国債券市場の‘大手’に浮上している。 6日の金融監督院(金監院)によると、ノルウェーは今年に入って韓国の債券2兆7460億ウォン(約2000億円)分を購入し、今年の債券純投資国1位になった。 昨年までノルウェーの債券投資は1900億ウォンにしかならなかったが、今年に入って韓国の債券を大量に購入し、投資総額でも9位になった。

 
ノルウェーが韓国の債券に関心を見せる理由は、まずあふれる‘オイルマネー’が挙げられる。 ノルウェーはOPEC(石油輸出国機構)国家を除いて産油量が最も多い国だ。 一日に石油163万バレルを生産する世界5位の石油輸出国。 国際原油価格の急騰で国の資金が増え、積極的に海外債券投資を増やしている。 自国通貨のクローネが値上がりしているこの国が韓国債券を購入するもう一つの理由だ。

欧州連合(EU)非加盟国のノルウェーは、揺れ動くユーロ圏とは違い、今年の経済成長率が3.6%と予想されるほど堅調だ。 投機資金がユーロを売ってクローネを購入し、通貨が大きく値上がりすると、ノルウェーは外貨準備高管理レベルでポートフォリオを多角化している。 ノルウェー財務相は最近、ブルームバーグとのインタビューで、「政府が保有するオイルマネーの支出を増やすことでクローネ高を防ぐことが最も重要だ」と述べた。

国際金融センターのキム・ユンギョン研究委員は「増えた外貨を新興国の債券、その中でも韓国市場がよいと判断して投資している」と説明した。 また「欧州・米国・日本などに比べて金利が高いうえ、国家財政健全性も良好で、韓国ウォン建て債券は外国人に投資しやすい安全資産と考えられている」とし「韓国ウォンが今後、値上がりするという予想も韓国への投資を増やしている要因」と述べた。


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