“世代交代の信号弾” 北人民武力部長に金正覚氏を任命
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.11 09:15
北朝鮮が党代表者会を翌日に控えた10日、金正覚(キム・ジョンガク)軍総政治局第1副局長を人民武力部長に任命した。北朝鮮の朝鮮中央放送は10日午後、金正覚氏を人民武力部長として報道した。
平安南道(ピョンアンナムド)チュンサン郡で生まれた金正覚氏は、1959年に人民軍に入隊し、大隊長と訓練所参謀長を経て、07年10月に総政治局第1副局長に任命された。人民武力部は国防委員会傘下の執行機構で、韓国の国防部に該当する。傘下の総政治局・総参謀部・保衛司令部などを通じて、正規軍の軍務を総括・執行する。金英春(キム・ヨンチュン)前人民武力部長がどこに異動したかは確認されていない。
また、9日の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長推戴19周年記念中央報告大会に次帥軍服を着て登場した崔竜海(チェ・ヨンヘ)党中央委員会勤労団体担当秘書(62)は、国防委第1副委員長または人民軍総政治局長に任命された可能性が高い。金日成・金正日親子の信任を受けた崔竜海氏は10日付の労働新聞1面で、異例にも李英浩(リ・ヨンホ)総参謀長のすぐ前に名前が載った。