サムスン電子が窮地…「世界標準特許」がブーメランに?(2)

サムスン電子が窮地…「世界標準特許」がブーメランに?(2)

2012年02月02日08時44分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  英日刊紙フィナンシャルタイムズ(FT)は「EUは、情報技術(IT)業界のマンモス企業が各自の標準特許を動員して知的財産権訴訟を起こしている最近の状況を懸念の目で眺めている」と伝えた。これにはIT分野で米国や韓国に相対的に劣勢なEU企業を保護しなければならないという考えもある。標準特許権の乱用を放置すれば、EU企業が大きな被害を受けるおそれがあるということだ。

  通信標準特許を前面に出したサムスンの訴訟戦略は欧州裁判所でまだ成功していない。最近、独マンハイム裁判所はサムスンの標準特許2件を「アップルは侵害していない」と判決した。サムスン電子はフランスとイタリアの裁判所から新型iPhone4Sに対する販売禁止許可を受けるのにも失敗した。また独デュッセルドルフ裁判所は「ギャラクシータブ10.1」の販売禁止は不当だとして、サムスンが出した控訴審を棄却した。

  これを受け、1日のサムスン電子株価は前日比2万8000ウォン(2.53%)安の107万9000ウォンで取引を終えた。

  ◇FRAND=「公正、合理的、かつ非差別的」(Fair, Reasonable and Nondiscriminatory)の略字。ある企業の特許が世界技術標準に採択された場合、他の企業がこれを使用するのを制限してはならないという意味。FRAND原則に値する標準特許に対しては、これを使用する企業が特許権使用料の協議なしに製品を製造・販売できる。もちろん、後ほど特許保有企業と交渉して代価を支払わなければならない。標準特許を保有する企業がライバル企業の製品生産を根本から封鎖する事態を防ぐためにこうした原則が設けられた。

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