<大邱世界陸上>劉翔「私の手首をつかんだが…ロブレスは友人」

<大邱世界陸上>劉翔「私の手首をつかんだが…ロブレスは友人」

2011年08月31日09時19分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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劉翔(28、中国)。
  「あす会えばまたあいさつをする」。29日、大邱(テグ)スタジアムで行われた男子110メートルハードル決勝でダイロン・ロブレス(25、キューバ)から反則を受けた劉翔(28、中国)は競技後のインタビューでこう語った。

  110メートルハードル決勝が終わった後、国際陸上競技連盟(IAAF)事務局は慌しく動いた。中国代表がIAAFに公式的に抗議した。劉翔がロブレスの妨害で支障を受けたという内容だった。

  IAAFは直ちに審判委員会を構成してビデオ判読に入った。ロブレスと劉翔が9台目のハードルを越える瞬間、審判委員会の核心人物であるイモレ・マトリッチIAAF技術局長(ハンガリー)の目が鋭く光った。ロブレスの右手が劉翔の左手をつかむ場面が映像ではっきりと確認された。最後のハードルを越えてゴールに入る状況でも同じ場面が見られた。

  陸上規定163条第2項「トラック競技または競歩競技の選手が他の選手の進路を妨害した場合、その種目で失格となる」。ロブレスが違反した条項だ。マトリッチ局長は「故意性があるかどうかは関係ない。ロブレスの行為に劉翔が驚き、バランスを崩し、それによってスピードが落ちた」と説明した。審判委員の全員一致で失格判定が下された。

  キューバ代表チームも異議を申し立てる権利があった。改めて審判委員会が話し合ったが、長くはかからなかった。異議申し立ては棄却された。

  劉翔はクールな男だった。競技後、ロブレスと握手をして写真を撮った劉翔は「ロブレスが意図的にしていないのは確実だ」と弁護した。妨害がなければ金メダルを獲得できていたが、これにはこだわらなかった。「競技は競技。ロブレスは競技場の外では親しい友人だ。楽しく競い合うのはよいが、今日は少し残念だ」と述べた。

  劉翔は競技が終わった後、ロブレスと同じ部屋で対話をしていたところ、失格の話を伝え聞き、直接知らせたという。ロブレスは話を聞いて「本当か?」と尋ねた後、直ちに話題を転換した。

  劉翔は、「もし自分で決められることならもう一度競技をするか」という質問に対し、「すべてのことは変えることができない。やり直せば他の選手に不公平となる。ただ楽しく競争をしたい」と答えた。金メダルは逃したが、劉翔が見せた態度は世界陸上ファンに深い印象を残した。劉翔は「08年北京オリンピックはすでに忘れた。今日の銀メダルも忘れた」と語った。
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