「外奎章閣図書、所有より韓国にあることに意味ある」

「外奎章閣図書、所有より韓国にあることに意味ある」

2011年05月14日12時18分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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ベルジェ仏パリ第7大学総長。
  「韓国大統領の洗練された外交手腕を高く評価した」。仏パリ第7大学のベルジェ総長は李明博(イ・ミョンバク)大統領に博士学位を授与する理由をこう説明した。

  12日(現地時間)から2泊3日の日程でフランスを訪問中の李大統領は、13日、この大学で国際関係学科名誉博士学位を受けた。経営学または政治学の学位ではなかった。同大学で名誉博士学位を受けた人物にはパレスチナ出身の米国文化学者エドワード・サイード氏、インド出身の英国小説家サルマン・ラシュディ氏らがいる。

  ベルジェ総長は「フランスの外奎章閣図書を韓国に引き渡す交渉で、李大統領は実利を重視する戦略で成功を収めた。これはフランスと韓国の友好を増進する効果ももたらした」と述べた。

  李大統領は昨年11月の主要20カ国・地域(G20)首脳会議当時、訪韓したサルコジ仏大統領との首脳会談で長期貸与形式に合意し、外奎章閣図書問題を決着させた。現在296冊の図書のうち223冊が韓国に帰還し、残りは27日に運送される。

  ベルジェ総長はフランス人では珍しく外奎章閣図書の返還を支持してきた。2年前に大学の教授らで返還を支持する集いを作り、今年1月にフランス国立図書館(BNF)の司書らが貸与に集団で抵抗すると、日刊紙ルモンドにこれを批判する寄稿をした。

  ベルジェ総長は学位授与式で、昨年他界した法頂(ポプジョン)僧侶の著書『無所有』の一節を韓国語で読み上げた。「多くを持つということは、それだけたくさん絡んでいるという意味だ」。ベルジェ総長は続いて「法頂僧侶が所有よりも存在に大きな意味が置いたように、韓国人が図書の所有権が移転されなかったことを悔やまないことを望む」と話した。どの国の所有かという問題を離れて、今は韓国にその本があるという事実を肯定的にとらえてほしいという注文だった。

  フランスの有名な物理学者であるベルジェ総長は1967年生まれで、80余りあるフランスの大学の総長のうち最も若い。ベルジェ総長は「海外の領土を除いたフランス本土で、同じ年齢のパリ第8大学の総長とともに最年少総長として記録されている」と説明した。

  ベルジェ総長は09年、大学運営委員会選挙で総長に選ばれた。フランスの防衛産業関連企業タレスグループ研究所で半導体・量子力学関連の研究をしてきたが、01年に同大学に移り、量子物理研究所長を引き受けた。

  パリ第7大学は韓国と特別の縁を持つところだ。1970年の設立と同時に韓国学科を設置した。フランスに初めて韓国語と韓国文化を教える正式学科ができたのだ。現在この学科の学士・修士・博士課程には約150人の学生が登録されている。

  ベルジェ総長は「この4年間に韓国学科の学生が2倍に増えた。昨年は教授1人当たりの学生数の問題で志望者のうち約50人を脱落させなければならなかった。現在は教授の補充を進めている」と明らかにした。

  ベルジェ総長は韓国学に対するフランス人の関心が高まっていることについて、「経済的な成長で韓国が国際社会で注目を受けているうえ、フランスで人気を呼んでいる韓国映画が若者の好奇心を刺激しているようだ」と説明した。
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